「いわき地球市民フェスティバル」がきのう(8月19日)、いわき市役所東隣の平中央公園で開かれた=写真。そばの芸術文化交流館「アリオス」では、「フラガールズ甲子園」が開かれた。連動したイベントだ。
地球市民フェスは今年で11回目。今までは小名浜港のアクアマリンパークが会場だった。昨年は大震災のためにほかのイベントと同様、開催が中止された。会場を平中央公園に移して、2年ぶりに再開した。市民間国際交流・協力団体連絡会が主催し、市が共催した。
「シャプラニール=市民による海外協力の会」のいわき連絡会として、初回から参加している。私は運転手兼荷物運搬人。朝の準備作業と夕方の撤収作業のほかは家に戻って過ごす。今回は久しぶりに最初から最後まで会場にいた。
アリオス側、つまり公園の南側から西側にかけてテント村ができた。シャプラのブースはそのはじっこ。そばにケヤキの木があって日陰ができていた。地面は芝生。時折、強い風が吹いた。チラシなどが飛ばされることはあったものの、直射日光と輻射熱は避けられた。ひさしぶりに「緑陰」の感触を味わった。
シャプラは、バングラデシュやネパールで日本人向けに開発したフェアトレード商品を取り扱っている。そのPRと販売を兼ねた参加だ。今年はバングラに駐在したことのある元スタッフ、今はいわき市に移住して「福島支援」の活動を展開しているUさんが手伝ってくれた。
フェアトレードのコーヒーを販売している個人事業所も同じブースに参加した。こちらはインターンシップ制度によって実習中の福島高専生2人が担当した。
被災地の子どもたちが描いた絵をデザインした包装紙やポストカードを販売し、収益金を子どもたちの施設や団体に贈る「アイデツツモウ」プロジェクトを知人が展開している。その委託販売もした。いわきで避難生活を送る富岡町の女性がつくった布バッグなども同じく紹介を兼ねて販売した。
大震災後、国内外から寄せられた支援へのお礼の気持ちと、「いわきの元気」をフェスティバルから発信するというのが、今回のフェスの趣旨。負けない・へこたれない・あきらめない――そういうことだろう。なによりも出会いと再会の場になった。
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