2012年8月27日月曜日

雨がほしい


河口から4~5キロさかのぼった夏井川で、河川拡幅工事が行われた。河川敷や川の土砂が除去された。岸辺の竹林や樹木も伐採された。わが散歩コースの水辺の光景が一変した。その川が一部、底をさらしている=写真。雨が降らないからだ。

土砂除去によって川幅が広げられた結果、何カ所かに「中島」ができた。流灯花火大会が行われる平・鎌田地区がそうだ。「中島」の半分は前に除去されたが、残りはそのままだ。「中島」が小山になりつつある。

絶えず流動している川や海は、手を加えれば加えるほどどこかに変化があらわれる。夏井川の場合は、今までなかったところに砂がたまる。それが中洲になる、さらに木が繁茂して中島に成長する、というのを見てきた。自然相手の工事はいつも「途中経過」でしかない。

この夏は、猛暑がこれに輪をかけた。雨の降らない日が続いて、わが散歩コースのあちこちで川床がのぞくようになった。田植え後、夏井川の水量が減って川床がのぞくことはある。その水稲がこの時期、暑さ対策から水を必要としているのかもしれない。であれば、よけい川の水量は低下する。山も乾いているのだろう。渓谷の水量もずいぶん減った。

福島の桃農家が雨乞いの儀式をしたというニュースを見た。しばらく雨が降らないために桃が小粒の状態なのだという。甘いのはいいが、小さいままでは売り物にならない。

庭の草木もなんだか元気がない。先日から夕方、打ち水を兼ねて散水をしている。雨がほしい。

1 件のコメント:

株の購入 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。