ところは夏井川渓谷の無量庵。小さな菜園に生ごみを埋める。と、必ずほじくり返される。ドーベルマンがいるのだが、ハリボテであることを見透かされている=写真。
おととい(8月23日)早朝、生ごみ入りのバケツを車に積んで無量庵へ出かけた。生ごみを埋めるのと同時に、三春ネギに追肥し、土寄せをしないといけない。渓谷の尾根から朝日が差し込まないうちに両方の作業をする――それなら熱中症になることはあるまい、という計算だ。それはそれで正解だった。
案の定、前回埋めた生ごみがほじくり返されていた。ネギのうねは2列。草が生え、つる性植物がしのび寄っていた。半月以上ほっといていたら、そうなる。で、まず草引きをした。
生ごみをあさったのはハクビシンか、タヌキか。イノシシならば、ドーベルマンを動かし、土を深くえぐって生ごみを広範囲にまき散らす。そんな激しさではない。つつましい。
草引きを終えたあと、ネギに追肥をし、土寄せをした。曲がりネギにするには、新たに溝をつくり、伏せ込みをしないといけない。
が、今年は手を抜くことにした。まっすぐの三春ネギにする。3分の1は去年の曲がりネギから「分けつ」したネギ。そのまま曲がりネギになっている。
草引き・追肥・土寄せ、そして生ごみ埋め。小一時間の作業を終えるころ、7時前だが、朝日が無量庵を照らしはじめた。汗をかく前、いや朝めし前に“仕事”を終えることができた。
「天日燦(さん)として焼くがごとし いでて働かざる可(べ)からず」と、いわきの詩人三野混沌はうたった。熱中症予防のために私はそれを実践しない。「天日燦として焼くがごとし」になる前に畑仕事を終えよ、でなければ家で寝ていよ、である。
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