2泊3日の旅行最終日、7月15日は奈良公園周辺の興福寺、東大寺、春日大社を巡った。13日午後に同級生8人が京都駅で合流し、1人は14日夕には帰路についた。最終日の朝、駅でひとまず解散したあと、4人が近鉄京都線を利用して奈良へ向かった。京都から特急でわずか30分の距離である。平城京と平安京は思ったより近い。
東大寺は、三脚は禁止だが撮影が許されている。何枚かパチリとやった。大仏の前に、東日本大震災・奈良県大水害被災地・文化財レスキュー事業のための「支援募金箱」が置かれていた=写真。京都の西本願寺にも大震災支援を呼びかける立て看版があった。神社も支援活動を展開しているのだろうが、目に入ったのはこの二つだけだった。
西日本ではとっくに東日本大震災は忘れられている――と思い込んでいただけに、日本を代表する寺々の支援活動をありがたく思った。神も仏もまだまだみちのくの惨状に心を痛めている。
よく言われる、被災地とそれ以外の地域の「温度差」だが、追い立てられるように列車を乗り継ぎ、歩き、バスで移動したので、それを感じるひまはなかった。ただただ巡った寺で、神社で、「小銭で申し訳ないが」と胸の中でつぶやきながら、原発事故の収束を祈った。
1 件のコメント:
参拝のお賽銭箱は震災専用の募金箱なのでしょうか?
ふと思いました。
大水害があった時、募金をいつやめるか?時期を巡りもめたことがありました。
やめると言わないとずるずる募金が続き、予算の中に混ざってしまう。お金には色はついてないからと。
善意のお金なのか予算のお金なのか
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