きのう(3月19日)は朝10時過ぎから夜7時近くまで、いわき地域学會の決算事務に追われた。会計担当の仲間が11月に亡くなった。4月下旬に総会が開かれる。「今のうちに整理しておきましょう」。事務局の若い仲間の提案に従った。
年会費の入金の有無や各種事業の収支を、領収書に従って精算する。その都度、何に使われたのかをメモしておけばいいのに、つい先送りしてしまう。半年以上もたつと、「何に使ったんだっけ?」になる。それを避けるために、会計さんはときどき「領収書を」と催促した。会計処理をするうえでは当然だろう。
足し算と引き算の単純な世界のはずだが、会計には会計のルールがある。説明がつくように組み立てる。私は最も単純な年会費の入金の有無をチェックした。直接入金に郵便振替を加える。なかなか数が合わない。2、3回やり直した。
昼食後も計算が続いた。「夜の7時までかかりそうです」。実際、そうなった。夕方、ひとり抜け出していつもの魚屋さんへ刺し身を買いに行く。カツオの刺し身があった=写真。若だんなが私の顔を見るなり、「ああ、きょうは日曜日だったんですね。あしただと勘違いしてました。あしたは、カツオがなくなるなあ(申し訳ないなあ)と思ってたんです」
戻ってまたカネの計算を続ける。「通帳の利子はいくらになってますか」。見ると、1円、2円。そんな世界だ。どこかでは何億円という数字が、空気を吸ったり吐いたりするように行き来している。
7時過ぎ、思考力も集中力も使い果たしたところで解散した。いつもの日曜日よりは1時間半遅れの晩酌になった。疲れた体ではそう長く飲んでいられない。カツ刺しが少し残った。けさ、それを“海鮮丼”にして食べた。いわきの魚屋さんが扱うカツオはそのくらい鮮度がいい。
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