2017年3月24日金曜日

卒業式と証人喚問

 きのう(3月23日)は、小学校の卒業式が行われた。学区内のほかの区長さんらとともに式に臨んだ。卒業証書授与後、在校生代表の5年生と卒業生とのエールの交換「わかれの言葉」が行われた。校歌をともに歌い、5年生は「ビリーヴ」を、卒業生は「さよならを言わない」を歌って、伝統のバトンの引き継ぎをした。
 同時刻に、国会の参議院予算委員会で証人喚問が行われた。NHKが中継した。午後は舞台を衆議院予算委員会に移して、同じように証人喚問が行われた。

 卒業式から帰り、昼食をとったあと、マチへ出かけた。銀行でカネを下ろし、図書館に本を返し、本屋で新刊の新書を買った。レンガ通りのハクモクレンが花を開きかけていた=写真。帰ると、午後の証人喚問の生中継が始まったばかりだった。昼寝抜きで終わりまで見た。民放も情報番組のなかで生中継をした。
 
「寄付」や「はたらきかけ」や「忖度(そんたく)」に関して、びっくりするような証言が続いた。どこまで信じていいのかわからないが、ここは名前の出た人たちの話も聞きたい――テレビ傍聴席からはそう感じられた。

 ただ、答えを引き出すよりは、証人がいかにいいかげんな人間であるか――それに力点をおいて、つまり「印象操作」をするかのような言説に終始する質問者がいた。「はしごをかけて……」には笑った。
 
 証人は「事実は小説よりも奇なり」という言葉も発した。国会の、偽証罪が問われる場でそんな言葉を引用するのか――と半分あきれながらも、この証人喚問には、言葉は悪いが引き込まれた。「事実はテレビドラマよりも奇なり」。そう、きのうは午前中、“卒業劇”に心を洗われ、午後は“喚問劇”で泥沼の蓮根を思った。蓮の花の咲く(真相の解明される)日がくるのかどうかはわからないが。

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