2017年4月11日火曜日

台湾みやげ「土鳳梨酥」

 高3・高1の“孫”と両親が遊びに来た。パイナップルケーキの「土鳳梨酥」=写真=をみやげにもらった。
 私も仲間と2回、台湾へ観光に出かけたが、このお菓子は目に入らなかった。というより、食べ物にはそれほど興味がない。みやげ品店で甘納豆のようなハスの実の砂糖漬けを買ったら、ほかには目がいかなくなった。

 台湾は、行くたびに好きになる。初回(2010年9月下旬)は台北を中心に北部の烏来・野柳・九分(実際はニン偏付き)を巡った。2回目(2015年2月初旬)は 高速鉄道(新幹線)を利用して西海岸の南端・高雄へ。初回に台風の影響で高鉄がストップしたため、高雄行きを断念した。そのリベンジも兼ねた台湾再訪だった。日月潭も訪ねた。3回目は東海岸を巡ろう――と、仲間に諮っている。

“孫”たちはなぜ台湾へ? 下の“孫”の話で了解した。アニメ「千と千尋の神隠し」のモデル(舞台)になった、といわれる九分を訪ねたのだった。九分の「阿妹茶酒館」は、外側に赤ちょうちんが飾られている。私たちもそこで飲食した。経営者の父だったか祖父だったか、日本語を話すおじいさん(当時81歳)と歓談した。日本統治時代、子どものころに習った日本の歌も披露した。

 下の“孫”は高校入試・中学卒業と、3月をあわただしく過ごした。その区切りの台湾旅行でもあったか。

 幼・小・中と、“孫”の成長を見てきた。上の“孫”は能弁家タイプ、下の“孫”はひまがあれば画用紙に鉛筆を走らせるのが好きなタイプ。私ら夫婦の顔も、キラキラ目からリアルな素描に変わってきた。

 上の“孫”は「ストリートミュージシャン」でもある。わが家でもギターの弾き語りを披露する。このごろは現代詩にも興味を示すようになった。
 
 きのう(4月10日)、福島県立高校の入学式が行われた(きょう行う高校もある)。下の“孫”は「美術部に入る」と言っていた。
 
 カミサンは高校時代、美術部員だった。私もベンチャーズのコピーバンドの一員として、内郷公会堂(現・内郷コミュニティセンター)で演奏をしたことがある。
 
“孫”たちは「坂の上の雲」を見ている。私らは「坂の下の川」を見ている。親・子・孫の血はつながっていなくとも、人は交わりのなかで「非連続の連続」を生きている――そう勝手に解釈することにした。

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