正午前。用事があって出かけた帰り、平市街の国道6号を東進していると、歩道側の車線を走るバスに追いついた。赤信号で停止し、バスの後部に表示されている行き先を見た。「急行
富岡駅」とあった。
今年(2017年)4月1日、帰還困難区域を除いて、双葉郡富岡町の避難指示が解除された。それに合わせて、同町で新常交の「町内循環線」と、いわきを結ぶ「急行いわき―富岡線」の運行が始まった。「急行
富岡駅」は後者の路線バスだった。
ネットで時刻表と停留所を確かめる。いわき駅から富岡駅へは午前3本、富岡駅からいわき駅へは午後3本、運行している。いわき市内の平~久之浜間では5カ所に停まる。所要時間は、朝夕の混雑時間帯が1時間25分、それ以外は1時間10分。6号線で見たのは午前最後の富岡駅行きだった。
ふだんは車で移動している。マチで飲み会があるときだけバスを利用する。飲み会が午後5~6時開始なら、国道6号の最寄りの停留所「平六小入口」で午後4時23分発着の四倉―いわき駅線のバスに乗る。午後6時半ないし7時開始なら、旧道の最寄りの停留所「平六小」で午後5時54分発着の草野駅―いわき駅線のバスに乗る。
急行いわき―富岡線は、最寄りの停留所は「平六小入口」のひとつ東隣、「神谷住宅口」だ。どちらの停留所も自宅から歩いてそう変わらないところにある。
上り側の「神谷住宅口」で時刻表を確かめる=写真。「(急行)いわき駅前」行きの発着時刻は「13:25、17:25、18:40」だ。
富岡からの2番目のバス(午後5時25分発着)だと、6時開始の早い飲み会に間に合う。今までは1時間早い四倉からのバスしかなかったから、1時間だけ自分の時間が増える。しかも、いわき駅前まで市街の「五色町」以外はノンストップだ。急行気分が味わえる。ただし、運賃は20円上がって280円になるが。今度飲み会があったら、“急行バス”を利用するか。
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