日曜日の午後遅く、帰宅するとすぐ、知り合いの奥さんがハヤトウリ=写真=と大根を持って来た。去年(2023年)も同じころ、ハヤトウリやナスなどをいただいた。
古巣のいわき民報に拙ブログを転載している。ときどき、糠漬けの話が載る。うまく漬けられなかった、もっと工夫しなくては……。失敗談に半分同情しながら、糠漬けの材料を提供する気になったようだ。
まずは去年の記録(ブログ)を読み返す。皮はどうしたか。ピーラーでむいて、縦に四つに割って未熟な種を取り除き、糠床に入れた。皮が薄いので、むかなくてもよさそうだったが、念のためにそうした、とある。
1回目は24時間ほど漬けたが、2回目は18時間に短縮した。まる一日では漬かりすぎの感じがしたからだった。
切り方にも工夫が要ることを知った。最初、たくあんのように厚めに切ったら、文句が出た。私はその方が、歯ごたえがあっていいのだが、食べてもらうには切り方を変えるしかない。
同じ日曜日に好間の生木葉ファーム(直売所)からニンジンなどを買ってきた。ここのニンジンはやわらかい。まずはハヤトウリ、ニンジンを四つに切って糠床に入れた。
そのあと、去年の記録を参考にしながら、ハヤトウリのレシピを検索した。糠漬けのほかに、きんぴらや炒め物があった。
「豚肉とハヤトウリの味噌炒め」ならすぐできそうだ。カミサンにお願いして作ってもらう。
ハヤトウリは薄切りだ。やわらかくて、味噌の味が染みている。少し甘かったが、いいあんばいに仕上がった。
ハヤトウリのいいところはこれかもしれない。癖がない分、どんな味にも染まる。この自在さがハヤトウリの魅力だろう。
ハヤトウリは、今季は二度目だった。最初は10月下旬、川内村へ行った際、直売所の「あれこれ市場」で買った。
1回目は24時間、2回目はプラス半日で36時間、糠床に漬けた。どちらも漬かっていたが、36時間の方がご飯のおかずにはよさそうだった。
去年と今年とでは糠が違うし、塩分も異なる。その都度、糠床に合わせて時間を計るしかない。今年は塩分が少ないようだ。
去年の経験から、皮はむかなくても気にならないことがわかっている。で、今年はそのまま四つに割って糠床に入れた。
漬けてからざっと30時間。やわらかくなったニンジンとハヤトウリを取り出して試食する。
ニンジンは、もともとやわらかいので漬かりも早い。ハヤトウリもそれなりに漬かっていた。
ハヤトウリはなんといってもシャキシャキした歯ごたえが持ち味だ。残りもちょっと置いて糠床から取り出した。しばらくはこれでごはんのおかずに悩まないですむ。初冬の「口福」である。
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