いわき市内には平・小名浜・勿来・常磐・内郷・四倉の6地区に図書館がある。この図書館と2台の移動図書館は図書館情報システムでつながっている。
中核となるのは、平成19(2007)年秋、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」の開業と同時に、4~5階にオープンした総合図書館だ。
その総合図書館が2月3日から同25日までの23日間、臨時休館に入った。毎年恒例の「図書整理」のためかと思ったら、違った。ほかの図書館も一斉に休館した。移動図書館も運休するという。
理由は「機器更新」のためだった。そういえば、前にも同じ理由で臨時休館をしている。
自分のブログで確かめると、平成25(2013)年と同31(2019)年がそうだった。ということは、6年ごとに機器更新が行われているのか。
前回も移動図書館を含めて、全図書館が臨時休館をした。ホームページでの資料検索や予約も一時休止になった。
一斉休館は、東日本大震災のときと、新型コロナウイルス感染症のパンデミックのときにも経験している。
令和3(2021)年のコロナ禍はとりわけこたえた。いわき市内でも感染が急増したため、市は4月24日~5月16日を「感染拡大防止一斉行動」期間として、図書館などの臨時休館を実施した(5月31日まで延長)。
さらに、8月7~22日も公共施設が臨時休館になる。その後、「まん延防止等重点措置」の適用に伴い8月31日、引き続き9月12日、再延長で9月30日まで公共施設の休館が続いた。
さて、2月は図書館へ行っても本を借りられない。逆に、休館前ならほぼ1カ月、借りた本を手元に置いておける。
というわけで、1月29日に総合図書館から本を4冊借りた=写真。写真に5冊写っているのは、返却日を確認するために持ち込んだのが1冊あったからだ。
マイケル・ウィランド/林裕美子訳『砂――文明と自然』(築地書館、2011年)で、飛び飛びに読んでいたら、埼玉県八潮市で道路陥没事故が起きた。
返却日は休館が終わって最初の日だったのでそのまま持ち帰り、砂の特徴や性質をじっくり読み込むことにした。
新たに借りた本は、著者と書名だけいうと、D・J・ベアリング『植生と大気の4億年』、イザベラ・トゥリー『英国貴族、領地を野生に戻す』、内藤陽介『蛇の文化史』、藤川幸之助『手をつないで見上げた空は』(詩集)だ。
ぎりぎり2月2日の日曜日、「どうせなら」とまた図書館へ行った。1人が借りられるのは15冊までで、この日借りた分を含めて、臨時休館中は合わせて10冊をとっかえひっかえ読むことにする。
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