2月3日から25日までの23日間、いわき市内の6図書館と2台の移動図書館が休館した。情報システム機器を更新するためだった。
26日朝、図書館に返す本を車に積んで、街の歯医者さんへ出かけた。治療をすませると10時だった。ちょうど図書館が開館する時間だ。
そのままいわき駅前に移動し、総合図書館が入居するラトブに車を入れた。図書館は4、5階に入居している。エレベーターで4階に直行すると、入り口に人の列ができていた。
長い休館を見越していっぱい本を借りた。私もそうだ。返す本が多いうえに、一斉に人が詰めかけた。それで長い列ができたのだろう。
列には並びたくない。エスカレーターで5階に行くと、先客が1人いた。すぐカウンターに招かれて、そちらで本を返す。
本は7冊。数が多いこともあってか、「読み取りが遅くて」とスタッフがすまなさそうに言う。
返却はこれまで通り。なんの変更もない。貸し出しは? 自動貸出機を操作したときに少し戸惑った。
いつもの場所に本を置き、画面を押すと「本を探す」「本を借りる」という表示が現れた。初めて見る表示だ。
ためらいながら「本を借りる」をタップし、図書館利用カードに印刷されている自分の利用者番号バーコードを読取機にかざそうとしたら……。読取機が見当たらない。
どこだ? 少し戸惑ったあと、モニター画面のそばに、なにやらトランジスタラジオのような黒いモノが置いてある。それにちがいない。
その通りだったが、こちらは立っている。カードを縦長ではなく、横長の状態でかざすとすんなり処理できるような感じだった。
新しい機器を利用して思ったのは、スーパーのセルフレジと同じではないか、ということだった。
スーパーではバーコードは商品の袋に印刷されているが、図書館では本のバーコードと利用者番号カードのバーコードを別々に、しかし同時に読み取って処理をする。
ともかく新システムにはね返されることがなくてよかった。そのことにホッとしながら、帰宅して図書館のホームページを開く。
実は26日の早朝、日付が替わったのでホームページはもう再開しているだろうと思ったのだが、そこは開館の時間まで休み、のようだった。
ホームページには「システム関連の機器更新に伴う変更点」が表示されていた=写真。
検索機と自動貸出機の「一台化」(総合図書館の一部端末)をしたという。「本を探す」「本を借りる」の同画面表示がこれだった。では、次は「本を探す」を試してみるか。
いや、元からある端末を利用すればいい。現にそうして、図書館で借りたい本をチェックした。「予約中」、つまり本はある。それがわかっただけでもよしとしよう。
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