石油ファンヒーターのタンクに給油しながら思った=写真。この冬はどうも灯油の減り方が早いのではないか。
車のトランクにポリ缶を積んで、ちょっと先のガソリンスタンドへ灯油を買いに行く。4缶、72リットル。ときに3缶、54リットル。1回に確保するのはだいたいこんな量だ。
隣家の義弟が昨秋亡くなった。で、その分は減ったはずだが、灯油を買いに行く回数は減ってはいない。
以前と比較してうんぬん、という話ではない。が、師走、正月と家にこもっている日が続いた。当然、早朝から夜寝るまで、茶の間に座り続けている。
その間は石油ストーブを、ときにファンヒーターもつけて、2台で部屋を暖める。この暖房の時間がのびているのかもしれない。
ちょっと前まで「最強・最長寒波」が居座っていた。とはいえ、わが家では水道管が凍結・破損するようなことはなかった。
立春から4日目の2月6日早朝。浴槽を掃除するためにシャワーを使ったら、水量が急に細くなり、すぐまた元の勢いに戻った。このときだけ「あれっ」と思った。
雪国では積もった雪でハウスが倒壊し、雪かき中に下敷きになって死亡するといった事故が相次いでいる。
福島市南西の山あい、土湯温泉郷では同じ場所で2回、雪崩が発生して道路が埋まり、その先にある「秘湯」の宿泊客と従業員が一時、孤立状態になった。
どんな地形のところなのか、県紙に載った地図を参考に地理院地図とグーグルマップで現場を探った。
箕輪山(標高1728メートル)の頂上から北東方面が沢になっていて、標高1150メートルほどのヘアピンカーブ(橋)あたりから西鴉川が始まっている。どうもそこへ至る沢が雪崩の現場らしい。
冬は晴れて風が冷たい浜通りに住んでいると、会津地方の豪雪も、福島市(中通り)の雪崩も、いまひとつピンとこない。「仮想現実」に入り込んで初めて、その規模と苛酷さに思いが至る。
拙ブログで12月下旬にこんなことを書いた。それから1カ月半がたつ。その比較をしてみる。
「師走に入ってからは、さすがにいわきの平地でも寒さがこたえるようになった。山田町では23日までの間、最低気温が氷点を割ったのは13日」→1月はさらに、最低気温が氷点下になったのが23日、2月も12日までに10日あった。2月10日は氷点下5.3度と今冬最低を記録した。
「暖房は石油ストーブに、時折、ヒーターを加える。ストーブだけだと室温が20度を割ることがあり、ヒーターを付けると逆にすぐ30度近くになる」→1月どころか、2月に入った今もこれは変わらない。
朝か夜、ストーブの灯油を満タンにする。翌日、また満タンにする。この繰り返しから、灯油の消費が早いと体が感じるのかもしれない。
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