月替わりのカレンダーは9月の20~23日の4日間が赤くなっている。4~5月のゴールデンウィークに次ぐ、シルバーウィークである。
年金生活者はむろん、毎日が日曜日で月曜日。とはいえ、区内会の役員と行政嘱託員をしているので、定期的な回覧配布と行事がある。
9月20日の日曜日は、地元の出羽神社の例大祭が行われた。拝殿で開かれた式典に出席した。
田んぼにはさまれた参道には小旗が並び、祭りを盛り上げていた=写真。神社はその先、小高い丘の上にある。
以前はふもとに車を止め、正面の急な石段を上ったが、年々きつくなる一方だ。車で頂上の社務所脇まで行ける女坂があるのを知り、今は上まで車で行くようにしている。
早朝は小雨の予報だったが、さいわい式典が終わるまでは曇天のままだった。
それでも時間を追うごとに天気が悪くなるという予報である。子どもみこし渡御とおはやしは中止し、軽トラのみこしにはシートがかぶせてあった。
案の定、10時ごろから夕方まで雨が降り続いた。雨の中の静かな渡御になった。
例大祭は、以前は10月10日前後に行われていたが、何年か前から9月の敬老の日の前日、日曜日に前倒しされた。
昔から続く伝統行事とはいえ、毎年同じかたちを維持するのは難しい。時代に合わせて変えられるものは変えていく、という流れがどこでも普通になった。
式典開始時間も午前8時と早かった。10時前には小雨が降り出したことを考えると、時間を早めたのは正解だった。
もうだいぶ前になる。夕方、マチの帰りに夏井川の堤防を利用すると、朝、神社で送り出したみこしが河原に下り、若い衆が川でみそぎをするところだった。
堤防の安全、つまりは水害予防の祈りも兼ねているらしく、川と人間の、カミを介した原初的なふれあいが強く印象に残った。
毎年、式典後には夏井川渓谷の隠居へ行くのだが、雨ではやることもない。それに、翌21日には運転免許証の更新に必要な「高齢者講習」の予定が入っている。
天気はしかし、20日より21日の方が台風の影響で悪くなりそうだ。式典が終わって家に戻ると教習所から連絡が入り、講習が22日に1日順延となった。大雨の予報ではしかたがない。
雨で隠居行きを中止し、翌日の講習も順延になって、のんびり骨休めをすることにした。
昼は車で5分くらいのところにある「チャイコタ」(旧マユール)でランチのカレーを食べる。カミサンとママさんがおしゃべりするのにつきあったが、ここも11月には閉店するという。
なんとも複雑な思いになりながら、昼食後はそのままカツオの刺し身を買いに行く。
春以来なじみとなった魚屋のご主人が顔を見るなり、「なんだい、きょうは早いこと」。「雨が強くなりそうなので」
さいわいこの日は小雨で終わった。教習所もそうだが、個人としても早めに動いた分、余裕ができた。何をするわけでもない。ただただダランと過ごした。
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