2017年10月23日月曜日

投票立会人

 朝6時過ぎに家を出て、帰って来たのは夜7時半だった。体育館の屋根を雨が一日中たたいていた。
 きのう(10月22日)、衆院総選挙の投開票が行われた(離島など台風21号の影響で開票が遅れているところもあるそうだ)。いわき市・双葉郡がエリアの福島5区のうち、いわき市平第11選挙区で当日投票(会場は小学校体育館)の立会人を務めた。投票立会人は2人いる。1人は地元の区長が選任される。順番が回ってきた。
 
 投票立会人には、投票の秘密保持のため「選挙で知り得た情報について守秘義務があるので、選挙後も漏らすことのないように」と文書でくぎを刺されている。どこのだれがどうの――といったことはもちろん、口にするつもりはない。が、これまで外から選挙を見る(取材する)だけだったのが、半分インサイドの立場で投票現場に身をおくことができた。いい経験になった。

 当日投票は午前7時から午後8時までだが、いわき市内の投票所は、主に山間部が2時間繰り上げて午後6時、ほかは午後7時で閉め切られる。

 投票が終わると、投票管理者と投票立会人の1人(今回は私)が、待たせておいたタクシーに三つの投票箱(小選挙区、比例代表、最高裁判所裁判官国民審査)を積んで、開票場の市総合体育館へ急ぐ。市内の投票所は計138カ所。夜雨のなか、138台のタクシーが一斉に総合体育館をめざす。想像するだけでも壮観だ。

 国道6号常磐バイパスを利用した。たまたまだが、赤信号で止まることなく総合体育館に着くことができた。先着のタクシーがいる。あとから次々にタクシーが到着する。時間が限られているので、みな殺気立っている。現役時代に一度、この光景を写真に撮って紙面化したかったな――そんな思いがよぎる。

 大体育館に入って開票スタッフに投票箱を引き渡したときにも、記者時代の記憶がよみがえった。もう35年以上前、なんの選挙だか忘れたが開票取材でこの体育館に張りついたことがある。
 
 さて、タクシーで投票箱を運び、同じタクシーでUターンして帰宅するまで30分。およそ1カ月前の市長選では、街なかルートで会場へ向かったという。どのルートを行くかと運転手が言うので、投票管理者と相談してバイパス経由にした。前回は数珠つなぎになったことからすると、信号の少ないバイパス利用が正解だったのではないか。
 
 家では晩酌をやりながらNHKの選挙特番=写真=を見た。が、間もなくまぶたが重くなった。寝坊するわけにはいかないと、未明の2時前に目が覚めてからは、そのまま起きていた。長い一日だった。

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