2017年10月13日金曜日

ハクチョウがやって来た

 待つこと8日。いわきにもハクチョウがやって来た。きのう(10月12日)正午近く、成鳥4羽、体が灰色っぽい幼鳥3羽の計7羽が、平中神谷地内の夏井川で羽を休めていた=写真。自分の記録を見ると、夏井川への初飛来は10月10日~同29日で、今年(2017年)は早い方だろう。
 10月4日、猪苗代湖にハクチョウの第一陣が飛来したと、その日夕方のテレビが伝えた。猪苗代湖、あるいは福島市の阿武隈川に飛来すると、1週間~10日後には福島県南端のいわきにやって来る。

 で、翌5日からは街へ行くと必ず、夏井川の堤防を経由して帰ってくるようにした。何日か前、夏井川に新川が合流する平・塩地内の越冬地に白く大きな鳥がいた。遠目にはハクチョウだ。来たか! 次の瞬間、くちばしで水面を激しくつついた。ダイサギだった。

 北極圏のツンドラ地帯で子育てを終えたコハクチョウは、9月になるとサハリン(樺太)~北海道~本州へと南下して、越冬する。
 
 去年、サハリンへ旅した仲間がいる。今年はおととい、羽田から台湾へ飛んだ。3回目の台湾旅行だ。今回は東海岸を巡る。台北からその日のうちに高雄へ移動し、きのうは東海岸の花蓮に泊まった。きょうは基隆ほかを観光して、台北に泊まる。あした夜、羽田へ戻る。
 
 東海岸の旅の言い出しっぺは私だった。その後、断れない用事が入って、台湾旅行を断念した。ハクチョウ・サハリン・空の旅から、台湾を旅している仲間に連想が及んだ。
 
 きのうの空は、恐竜の骨のような巻積雲が広がっていた。天気は下り坂だ。案の定、夜、雨になった。幼鳥にとっては日本で初めての雨だったか。
 
 きょうも北から渡ってくるコハクチョウがいる。あしたは南から人間の仲間が空を飛んで帰ってくる。空にも見えない道がある。

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