2017年10月11日水曜日

総選挙が始まった

 庭のホトトギスが次々に花を咲かせている=写真。静かに秋が深まりつつある。と思っていたら、列島が急にあわただしくなった。 
 いわき市では1カ月前の9月10日、任期満了に伴う市長選の投開票が行われた。いつもだと期日前投票をすませるのだが、ずるずると過ぎて投票が当日になった。
 
 毎回、近所の小学校の体育館が投票所に充てられる。投票立会人の1人が隣の区の区長さんだった。ということは、次はオレか。次の選挙がいつくるかわからないが、覚悟はしておいたほうがいいな――そう思いながら体育館をあとにした。
 
 その「次の選挙」があっという間にきた。きのう(10月10日)、衆院選(総選挙)が公示された。それに合わせて市の選挙管理委員会から封書が届いた。事前に電話で「投票立会人を」という連絡があった。断るとほかの人に迷惑がかかる。立会人には投票所がどう映るのか――半分は区長の慣例、半分はブンヤ的興味で引き受けた。
 
 当日投票は午前7時から午後8時までだが、終了時間を早めることができる。140(うち2カ所で臨時統合)あるいわき市内の投票所は、主に山間部が2時間繰り上げて午後6時、ほかは午後7時で閉め切られる。
 
 同じ地区のほかの区長さんも、何人かは立会人を経験済みだ。先日、会議があって顔を合わせたので、聞いてみた。朝6時半から夜7時過ぎまでの“お務め”だそうだ。じっとしている“苦痛”を耐えないといけないともいう。
 
 封書の中に「投票立会人のしおり」が入っていた。「平等を旨とし、いささかたりとも疑いを招くような行動はとらないよう注意してください」から始まって、7項目に留意し、「投票が常に公正、円滑に行われるように心がけてください」とあった。2人の立会人のうち1人が、投票管理者と一緒にタクシーで開票所まで投票箱を届ける必要がある。夜7時過ぎまでかかるというのは、このことだった。
 
 総選挙の投票日は10月22日。いわき市ではこの日、3日間展開される秋のいわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動の最終日だ。地域住民が一斉に家の周りをきれいにする。あらためて市から通知がきた。総選挙と重なるが、予定通り実施する――。燃えるごみや燃えないごみがどのくらい出たか、カウントして市に報告しないといけない。先日の役員会でほかの役員さんに代行をお願いした。

降ってわいた総選挙はこんなところにも影響を及ぼす。

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