「戊辰戦争は来年(2018年)150年だから……。裏をかかれた」と、その人は言った。問題を見ていない私は、何のことかよくわからなかった。
きのう(10月7日)午後、いわき地域学會主催の第3回いわき学検定1次試験が市生涯学習プラザで開かれた=写真。30人が応募し、23人が受験した。1回目は4人、2回目は5人が1、2次試験を突破して「いわき学博士号」を取得した。今年の2次試験は3週間後の土曜日28日。その後、11月25日にいわき学博士号の授与式が行われる。
1次試験が終わったあと、初めて問題集を開いた。役割分担をしているので、事前に問題を見ることはない。100問、4択。いわきの歴史・地理・文化・その他について、広く深く勉強していれば点数は稼げる。あとは運・粘りというほかない。
戊辰戦争に関する問題もいくつかあった。「裏をかかれた」と感じた人は、戊辰戦争の問題は来年だろうと思ったのか、もっといっぱい出ると思ったのか。
「難しかった」。そう言って早い時間に帰る人がいた。この人は少し変わっていた。つっかけでやって来た。結果的には冷やかしレベルだったとしても、参加してくれたことには感謝したい。
第1問は「平成23(2011)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のマグニチュードは?」。第50問は「鳥居忠正は石高10万石で磐城平藩主になったが、それ以前の石高は?」。そして、最後の100問「じゃんがら念仏踊りで、鉦をたたく役は何と呼ばれるか?」。答えは順に「9.0」「4万石」「鉦切り」だが、意想外の問題もあった。
学校でもそう、受験勉強はそれなりに必要だ。答えられない問題がたくさんあった。それはもう4分の1の確率、運で選ぶしかない。
早い人は試験開始から30分を経過したところで退室したが、ぎりぎり90分、1人になっても粘りに粘って問題用紙と向き合っている若い女性がいた。最後はスタッフと笑顔で別れた。2次試験に戻って来てくれるとうれしいな。
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