2010年4月7日水曜日

「川前屋」再開


いわき市川前町の夏井川渓谷に「山の食。川前屋」がある。川前産の野菜や加工食品を売っている。冬場は休業する。日曜日、川前の商店に用事があって出かけた。途中、「川前屋」を見たらオープンしていた。帰りに寄って、いろいろ買い込んだ。土曜日(4月3日)に営業を再開したのだという。

ちょうど漬物が切れかかっていた。たまり漬けと梅干しのほかに、ふきみそやネギ、ジャガイモ、ニンニク、フキノトウを手に入れた=写真。切り干し大根も求めた。これはかなり細い。そういうものを欲しがる人が増えてきたのだろうか。

いつのころからか、食品の容量や甘辛度が気になるようになった。年代によって求める量、甘さ、辛さ、しょっぱさなどは違うだろう。今は夫婦2人だけだから、量は多くなくていい。激辛でなくてもいい。そう感じるようになったのは、むろん年のせいもある。

20代の胃袋はしょっちゅう、昼にかつ丼を欲していた。今は、どうか。朝は野菜の漬物に日替わりで納豆、卵焼き、塩サケ、ときどき夜は肉、といった程度にすぎない。

陳列台のわきに、いわき地区商工会広域連携協議会が作成した冊子が置いてあった。無料配布で、3月に発行されたばかりだという。『いわき ふるさと讃品』とタイトルにある。もらってくる。

地区別に産品が掲載されている。「川前屋」も紹介されている。食べたものも、ないものもある。

舌が未経験なものをあげれば、「沖なまっこ」(久之浜・大久)。ボイルしたなまこを調味料で味付けしたもので、解凍後、そのまま食べるのだという。値段は1,000円。「なみちゃん大福」(三和)=1個100円=もそうだ。これはたぶん、平の某朝市で人気の逸品に違いない。

「川前屋」は土・日・祝日開催。たまり漬けは、3日でなくなった。1週間に二つは必要だ。今度の日曜日は、牛小川のアカヤシオが見ごろになる。そのとき足を伸ばして容量の多い漬物を買うとしよう。

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