2010年10月24日日曜日

ハクチョウが来た


10月19日に、冬鳥のマガモがやって来た、山里ではジョウビタキも間もなくやって来るだろう、と書いた。冬鳥は、ハクチョウだけではない、というのが趣旨だった。すると――。

山里どころか、いわきの平地のわが家に22日午後、ジョウビタキが現れた。スズメがムクゲの木に止まったなと思ったら、変な動きをしている。葉っぱにまぎれながら尾をプルプルやっているではないか。よく見たらジョウビタキの雌だった。いわきの山野は冬鳥のステージに変わったことを実感した。

ということは、ハクチョウが現れるのは時間の問題、いや秒読みに入ったはず――と、わが脳みそが反応する。

きのう(10月23日)、平のマチなかで用事をすませたあと、夏井川の堤防の道を利用して帰宅した。急にそうしたのは、胸が騒いだからだ。案の定、20羽ほどのハクチョウが平・塩地内、というより対岸の平・山崎地内の岸辺で羽を休めていた=写真。それが正午前。

同じ日の午後2時過ぎ、知人2人を夏井川渓谷の無量庵へ案内した。途中、三島(小川町)で夏井川のそばを通る。そこにもハクチョウが15羽ほど羽を休めていた。

すると、塩(山崎)と三島の中間、平・中平窪にはもっと飛来しているに違いない。いわき市の夏井川では、中平窪はハクチョウの第一越冬地、塩は第二、三島は第三越冬地だ。

あとで、夏井川白鳥を守る会のHPをのぞいたら、21日に大挙77羽が飛来し、22日にはほぼ倍の数になった。塩にも、三島にもほぼ同時に現れたのは、飛来初期にしては大群だったためだろう。

塩では、さっそくMさんがえさのパンくずと米をまいた。見たわけではないが、岸辺にそれが残っていたので分かる。

Mさんは一年を通して、残留コハクチョウウの「左助」「左吉」「左七」の世話をしていた。彼らは去年の夏から飛来シーズン前後に姿を消した(たぶん、けものにやられたのだ)。

で、今年はハクチョウが北へ帰ったあと、朝の散歩時にMさんと会うことはなかった。猛暑の7月末以降、朝の散歩をサボっているからなおさらだ。ハクチョウが来た以上は早朝散歩を再開しなくては――といちおうは考えるのだが、どうなることやら。

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