2010年11月2日火曜日

買い物ツアー


日曜日(10月31日)朝、郡山市立美術館で開催中の「ノーマン・ロックウェル展」を見に出かけた。いわきからはいろんなルートがある。今回は国道49号を利用した。

谷田川郵便局から右折した。そのあと“迷走”した。阿武隈高地は隆起準平原。なだらかな丘の間に沢が広がる。凹地は田んぼ、凸地は畑と家。似たような地形が続くので、どこを通っているのか、分からなくなってしまう。これまで何度か美術館へ行ったが、一発でたどり着いたことがない。

企画展は30分ほどで見終わった。次はどうしようとなるので、あらかじめ決めておいた。美術館の北側にある郡山市阿久津町、そこを巡って「曲がりネギ」を探した。丘陵に集落が広がり、ところどころネギ畑が見える。犬を連れて農道を散歩していたおばさんに聞いた。

阿久津では曲がりネギも、まっすぐのネギもつくっている、という。曲がりネギは「美術館通りの村上さんの直売所で売ってるかもしれない」。美術館通りに戻って直売所を探した。すぐ分かった。

曲がりネギが5束ほどあった。1束150円。随分パリパリしている。採りたてだ。3束を買う。曲がりキュウリやカブも買った。美術館へ来ればついでに寄ってみる、そんなスポットができた。

三春ダムの近く、三春の里田園生活館やおおはたやも寄りたくなる店だ。おおはたやでは三角油揚げを買った。生活館では白菜その他の野菜を買った。家に帰ると、車のトランクから野菜が何袋も出てきた=写真。買い物ツアーに出かけたようなものだ。

三角油揚げはわきに切り口を入れ、刻みネギをまぜた納豆を加えて、焼いて食べる。ネギは阿久津曲がりネギでないといけない。そう思い定めて1年余が過ぎた。やっと阿久津曲がりネギが出回る晩秋になって、三春の味を試すことができた。

油揚げの香ばしさ、甘くやわらかい曲がりネギ、納豆の粘りとうまみがほどよくからみあって、つい晩酌の量が増えた。

0 件のコメント: