2010年11月14日日曜日

ハクチョウとカモたち


ハクチョウたちがいわき市にもだいぶ渡ってきたらしい。何度も書いているが、夏井川の下流、平塩~中神谷地内にハクチョウが飛来するようになったのは、ここ数年のこと。翼をけがして残留したコハクチョウの「左助」が呼び水になった。以来、年々飛来数が増えている。

この間に「左助」同様、翼をけがして残留するようになったコハクチョウも現れた。白鳥を守る会の人たちや、毎日、「左助」にえさをやっていたMさんなどは「左吉」「左七」と呼びならわしていた。3羽とも今はいない。獣にやられたものと思われる。

先日、右岸からハクチョウたちを観察した。対岸の道路は月に一、二度しか利用しない。夏井川と新川の合流地点に、カモたちとハクチョウたちが群れて休んでいた=写真。カモは60羽余り、ほとんどがオナガガモのようだった。ハクチョウは幼鳥を交えた20羽余。

付近に岩盤の露出しているところがあって、ウミウだかカワウだかがよく羽を休めている。水鳥が休むにはいい環境なのかもしれない。

ハクチョウたちはそこから400メートルくらい離れた下流にもやって来る。本来はそこが塩~中神谷地内の飛来地。土砂除去工事が行われているために、2群に分かれているのかもしれない。

いずれにせよ、「左助」たちがいなくなってから、ハクチョウを観察する面白味が減った。群れのなかから「左助」や「左吉」を探し出すのが楽しみでもあったのだが、今は感情移入をしたくなるようなハクチョウがいない。それぞれが集団のなかの1羽にすぎなくなった。

0 件のコメント: