2010年11月20日土曜日

ふとん干し


きのう(11月19日)は快晴。いわゆる「小春日和」だ。正午近く、家から夏井川渓谷の無量庵へ車を走らせた。きょう、無量庵でミニ同級会が開かれる。8人が泊まる。渓谷での一番のもてなしは、日光にあてたふとんだ。カミサンと、ふとんを干さなければ、となった。

渓谷は空中湿度が高い。この何年かは大丈夫だったが、長梅雨の年は家の至るところにカビが生えた。カビが生えなくてもふとんが湿っぽくなる。で、年に2回は押し入れに入っているものを全部出して干す。太陽の殺菌力はすごい。ふかふかして甘い香りさえするふとんに身を沈めたときの、あの心地よさをなんと表現したらいいだろう。

敷きぶとんと掛けぶとん、タオルケット、丹前、その他を濡れ縁に広げた=写真。それを、その晩使えば太陽のぬくもりに包まれるのだが、一夜明けたらふとんのぬくもりも冷める。カビ臭くないだけよしとしてもらわなければならない。

敷きぶとんは敷きぶとん、掛けぶとんは掛けぶとん、というように、用途別に分けて廊下に置いた。押し入れにも敷布とタオルケットと丹前とを分けて収納した。酔っていても何とか区別がつくようにだが、たぶんぐずぐずになるだろう。掛けぶとんが敷きぶとんになり、敷きぶとんが掛けぶとんになる――なんてことが起きないともかぎらない。

ただし、寝具は5人分しかない。残り3人はこたつに入ったり、電気マットを使ったりして寝てもらうことになる。昔、息子たちが夏に合宿したときには10人余りが泊まったらしいが、晩秋の今はやはり冷える。それに、もう青年ではない。いざとなったら服を着たまま寝るとするか。

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