2010年11月19日金曜日

コウタケごはんのこと


10月10日に「コウタケごはん」のことを書いたら、「正直」さんからコメントをいただいた。<コウタケご飯を作った。炊き込んだら、お米がべたべたした感じになった。やっぱり別に作ってから混ぜた方がよかったのかな>

ン十年前、初めてコウタケごはんをつくったときにまったく同じ経験をした。カミサンがいうには、水が多かったのだ。

炊き込む場合には、油揚げやニンジン、ゴボウを刻み、しょうゆで濃い目に味付けしたのを炒めて、炊飯器の米に加える。当然、コウタケなどにも水分が含まれている。それを考慮して、炊飯器の水の量を通常より減らすのだという。わが家で10月につくったコウタケごはんは逆に、少し水が足りなかったようだ。それでごはんがやや硬めになった。

ごはんを炊いたあとに、調理したコウタケを混ぜ込む手もあるが、ごはんにコウタケがなじむのはやはり炊き込みだろう。そのために濃い目に味付けをするのだが、今回は少し薄かった。追い炊きでちょっとは味とべたべたが修正できるのではないだろうか。

さて、あれほど出ていた秋のキノコもパタリと姿を消した。それと入れ替わるように、夏井川渓谷の無量庵では庭木にヒラタケが発生した=写真。半月が過ぎたころ、再度チェックしたら、ハマグリよりは大きくなっていたものの、すっかり乾燥していた。

摘んで水に戻したのをゆでて冷凍した。一部を細かく刻み、シジミ汁に加えたら、歯ざわりがシジミそっくりではないか。粒の大きなシジミだから、身も大きく締まっている。それにヒラタケが似ているというのは発見だった。

ゆでて冷凍したコウタケがまだ残っている。明日は無量庵に客人がやって来る。コウタケごはんでもつくろうかな。

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