2011年9月2日金曜日

電流遮断


月遅れ盆の8月15日以来、半月ぶりに夏井川溪谷の無量庵へ出かけた。三春ネギに追肥をし、土を寄せた。

庭は、草が伸びて文字通りの“草庵”になっていた。今年は草の生長が早い。カリウムに似たセシウムを吸収しているからだろう――といった悪い冗談があちこちで聞かれる。

カミサンが部屋に入って電灯のひもを引っ張ったら、ン? あかりがつかない。台所のブレーカが落ちていた。お盆のときにはなんでもなかった。そのあとに “なにか”が起きた。雷が横に走って過電流になったか。もし、お盆直後に「雷(らい)さま」が暴れたとしたら、最長で半月は停電状態だったことになる。

冷凍庫の氷はとっくに融けてなくなっていた。床に水が漏れていた。マットが水を吸ってびしょびしょになっていた。水は? 井戸の電源がオフ状態になっていたから、ポンプに空気がたまってしまったのか、一滴も出ない。隣の「錦展望台」に設けられた流し場から沢水をやかんにくんで“呼び水”にしたら、復活した。

電話までウンともスンとも言わなくなった。ブレーカをオンにしても沈黙したまま。なにか受話器本体に支障が生じたのか。今年の2月、溪谷でもケータイ(ドコモ)がかかるようになった。固定電話はなくてもいいか――というわけで持ち帰った。後日、若い友人が来てチェックしたら、内蔵の乾電池が腐っていた。こちらは、雷とは関係がない。

今度初めて気づいたのだが、無量庵の台所の天井が一部、黒ずんでいた=写真。雨が漏っているのだろうか。道路に出て屋根の様子を見たが、外からは異常は見られない。カビだろうか。イスに乗って天井に触れる。雨漏りなら水を吸ってブヨブヨしたような感じになるはずだが、乾いて硬い。

いっぺんにおかしな症状があらわれた。無量庵へ通う回数が減って、「メンテナンス力」が落ちたこともある。毎週、きちんと通っていれば、冷蔵庫も氷がすべて解けるような事態にはならなかったかもしれない。

トラブルの芽は小さいうちに摘む――そうとわかっていても、8月後半は雑務が集中して、三春ネギの土寄せどころではなかった。

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