12月7日の日曜日、カミサンの実家(米屋)でもちつきの手伝いをした。蒸籠(せいろ)でもち米をふかす火の番だが、朝から夕方近くまで、ドラム缶を利用した釜の前に陣取り、ただただ火を見つめ、ときどき釜に水を足して、かまどにたきぎを入れ続けた。
もちは電気もちつき器でつくる。1キロごとにポリ袋に入れ、ほぼ20センチ四方のかまぼこ形にする。そのかまぼこを真ん中から2つに切り、さらに1センチ幅で包丁を入れる。もちは一夜寝かせると、少し硬くなる。固まれば包丁で切るのに難儀する。大根を切るようなわけにはいかない。それこそ滑りをよくするために、ときどき大根に包丁を当ててゴシゴシする。
まず、当日。つきたてを知人の家に届けた。まだ軟らかいので、切るのはそちらでお願いします――ということになる。翌日、夕方。身内の分を十数枚切った。それを、カミサンがあらためて新聞紙にくるむ=写真。革手袋をはめ、包丁の峰を押さえる左手には、さらに軍手を重ねた。それでも、左のてのひらには赤く峰のくぼみができた。痛かった。
残ったのはわが家の分だ。こたつに入れて保温しているが、きょう(12月11日)で5日目。相当硬くなっているはずだから、ほんの少しチンしてから包丁を入れてみようか、なんてことを考えている。
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