けさ(12月18日)起きると、庭の車が雪をかぶっていた。ハッとなって、ごみネットを家の前の電柱に縛りつけた。きょうは「燃やすごみの日」。ネットがなければカラスに生ごみをつつかれる。雪の日はなおさらだ。このごろはカラスに勝ったり、負けたりしている。きょうは勝った。
家の前の歩道はもちろん、車道もうっすら白くなっていた。圧雪されて、少し「たっぺ」(アイスバーン)になっている=写真。浜通りにも暴風雪警報が出された。いわきの平地では交通渋滞・スリップ事故が後を絶たないだろう。要注意の一日になりそうだ。
さて――。12月7日の日曜日はカミサンの実家でもちつきを手伝い、次の日曜日は一日、自宅で資料の整理をした。合間に選挙へ行った。だから、夏井川渓谷の隠居へは半月余も行っていない。
いわきの平地でも雪がちらついたきのう、昼に隠居へ車を走らせた。台所の水道管と庭の三春ネギ苗をチェックしながら、生ごみを堆肥枠に埋めた。スタッドレスタイヤに履き替えたので、雪道の感触をつかみたかったのだが、県道に雪はなかった。隠居の庭や日陰の脇道の一部にうっすらと残っているだけだった。
とんぼ返りで街へ下り、今年の「いわき昔野菜フェスティバル」を機に知り合った、若い中華料理人の店(平下平窪・華正楼)で昼食をとった。カミサンは行くたびに違うものを食べるが、私はいつも五目焼きそばにする。
店にはたまたま、同じフェスティバルで知り合った小川町の若い生産者が食べに来ていた。若い料理人・生産者としゃべっているうちに、遅まきながら気づいたことがある。私ら夫婦は「食べる人」である。生産(農家)・加工(料理店)・消費(店の客)がつながっているからこそ、地域の暮らし・経済は回っていく。
店に置いてあった、タブロイドの「東北食べる通信」2014年1月号が、この若い生産者をまるごと特集していた。その延長であさって、12月20日と翌21日、東京発で彼の畑を訪ねるツアーが実施されるという。昼食はむろん、若い料理人の店で――という展開だ。地域内循環プラス地域外との顔の見える回路、いうならば「もう一つの生産・加工・消費」のつながりがここにある。
若い生産者の話を聴きながら、「食は四里四方」ということばを思いだした。生産・加工・消費の基本はローカルなものなのだ。そのモデルケースを彼らは生きている、と思った。
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