交流スペース「ぶらっと」のクリスマス会が土曜日(12月20日)、いわき市生涯学習プラザで開かれた。「ぶらっと」利用者とボランティア合わせて120人がアトラクションを楽しんだ。ボランティアとしてわざわざ首都圏から駆け付けた人もいる。
アトラクションのトップバッターは、「いわきの綾小路きみまろ」ともいうべき「百笑溢喜(ひゃくしょういっき)」さん。子どもが小学校のときのPTA仲間だ。今も地区の仕事で一緒になることがある。時事や老いの問題に絡めた漫談で何十回も笑いを誘った。
東洋大国際地域学科・子島(ねじま)ゼミの学生も、「ぶらっと」を運営する「シャプラニール=市民による海外協力の会」とのつながりから、現地調査に合わせてクリスマス会の準備・片づけ、アトラクション(伝言ゲーム)を担当した。
長野県小諸市からやって来た「音だまくらぶ」は、リクエストに応じて演奏した。福島への音楽慰問は21回目だという。「ぶらっと」のクリスマス会には3年連続の出演だ。リクエストをしたおばさん、おじさんがマイクの前に立った。
「ぶらっと」の将棋仲間によるオリジナル曲「あれがふる里の」の発表もあった。詞は木村孝夫さん(今年の福島県文学賞詩の部正賞受賞者)、曲は荒川正二さんが書いた。「音だまくらぶ」の演奏で二人もマイクの前に立った=写真。
「あれはふる里の海/あれはふる里の川/あれはふる里の山/思い出の道/これが波の音 これが川の音/これが山の音
懐かしの空/昨日あったこと 今日あること/約束したこと 約束すること/自然の恵みの真ん中で/花のように咲いてきた//ああふる里よ/私のふる里よ」(一番)。唱歌「故郷」に代わるオリジナルの「故郷」ができた。
利用者がボランティアとともに飾りつけをする。マイクの前に立つ。作詞・作曲したものを披露する。演じるだけ・聴くだけではなく、参加型になって、より楽しさが増した――毎年参加し、今年は特に写真撮影を担当した人間の感想だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿