きのうの日曜日(6月14日)朝、出かけようとして外に出ると、奥の義弟の家の前がぬれている=写真。小雨が降りだしたとはいっても、地面はまだ乾いていて白い。その一角だけに水がたまっていた。止水栓を探したが、それらしいものはない。
たまたま出かけるために表に出てきた東隣の家のご主人が、量水器ボックスのふたを開けてチェックしてくれた。新しいものはメーターのそばに止水栓が付いている。それがない。古いタイプのものだった
となると、ここは同級生でもある「水道のホームドクター」に頼むしかない。ケータイで連絡するとすぐ出た。「今どこにいる?」「ナガサキだ」。いわき市の永崎が頭をよぎった。が、どうもそうではない。永崎ではなく、長崎へちゃんぽんを食べに行ったのだろう。
「後ろの義弟の家で漏水が起きた。だれか従業員に連絡して来てもらえないかい」「どうしようもねぇなー、みんなこっちに来てるもの」「ええー!」。会社の慰安旅行中か。
では――と、カミサンが水道局に電話をかける。管工事業協同組合を紹介された。組合からは事業所を紹介された。同じ局番の事業所に電話をすると……。日曜日の朝である。出るわけがない。
カミサンの実家にいる、もう一人の義弟に相談した。米屋を継ぐ前は建築士だった。独立した止水栓は、ふたが直径10センチほどだという。表の歩道にあった。しかし、それを閉めると、関係のない隣家と奥の家の2軒の水も止まりはしないか。
ゴンゴンわくように漏水しているわけではない。「チョロチョロだったらそのままにしておいて、月曜日に業者を頼むしかない」。なるほど、その方が現実的だ。出かける時間も迫っている。
雨は間もなくやんだ。曇天の、しのぎいい一日になった。夕方、恐るおそる帰宅した。表の道路まで水があふれていないか、家が近づくにつれて気になったが、ほんの少し水たまりが広がっているだけだった。
晩酌中に思い出して「水道のホームドクター」に電話をする。「帰ってきたか」「帰りの途中だ」「あした(6月15日)の朝、見てくれ」というと「わかった」。そばでやりとりを聞いていたカミサンがわめいた。「そんな言い方はないでしょ。お願いする側なのに」。<ハイハイ、見に来ていただけますか>と言えばよかったのだな――と、これは火に油を注がないように、胸の中で。
けさ見ると、水たまりの先端がきのうよりは2メートルほどわが家の方に延びていた。
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