きのう(5月31日)は早起きして、夏井川渓谷の隠居へ出かけた。ホームセンターで買ったトウガラシのポット苗が2つある。それを定植する。併せて、三春ネギ苗を定植するための溝をつくる――。
ところが、朝7時すぎに着いて、予定していた場所を見ると、地面が葉影に覆われている。影をつくっているのは、そばの桐(きり)の木だ。午後になれば日が差すが、そのころには隣地との境にある桧(ひのき)の影が近づく。これでは日照不足になりかねない。それでなくても、そばに枝垂れ桜と高田梅があって、地面に影を広げている。野菜にはいい環境ではなくなった。
晴れてはいるが、風が強い。昔のブログを読むと、おなじような天気の日に突風がきて、桐の木の枝が折れた。その何年か前には幹が折れた。今は折れたあとから出てきた“ひこばえ”3本がまっすぐ天に突き刺さるように伸びている。うち1本を、風向きを考えながら切った=写真。
桐はやわらかい。それでも幹の太さは10センチ以上、見上げている分にはそれほどには感じられなかったが、長さは8メートル近くあった。木は自分自身の重みに耐えて立っている。その重く長いものをばらばらにしないと片付かない。息が切れて、途中でやめた。あとは次回以降に先送り、だ。
自分から木を切り始めたのを見て、ちょうどいい機会だと思ったのか、カミサンが隠居の屋根にかかっている梅の木とカエデの枝を切るように言う。しかたない、ついでにギーコギーコやった。あとの始末はカミサンにまかせた。
ふだん使っていない筋肉をフル動員する。そうしながらも、がんばるなよと自分に言い聞かせるのは、熱中症と心臓のポンプアップが早まるのを抑えるためだ。合間に、家に入って昼寝をし、本を読んだ。
日中の定植は、苗にはきつい。現役のころは土・日と泊まって土いじりをした。苗の定植は夕方と決めていた。しかたない。土にたっぷり水をやってから、トウガラシの苗を定植し、直射日光を避けるために、わきに葉の付いた桐の枝をさした。桐の葉は、きょうはしおれているはずだ。それでもう根(こん)が尽き、ネギの溝づくりも先送りにした。
0 件のコメント:
コメントを投稿