2018年8月14日火曜日

雷神もじゃんがらを!?

 月遅れ盆に入ったきのう(8月13日)、午後2時過ぎ――。家で横になっていたら、いきなり雷が鳴り始めた。
 2階の窓は、雨がぱらつき出すとすぐカミサンが閉めた。が、1階は店も奥の部屋も開けたまま。雷が落ちるごとに雨脚が強まり、西の窓は横なぐりの雨で枠が濡れてきた。南向きの玄関にも雨が吹き込みはじめる。あわてて部屋を回って窓を閉めた。

 どんどん雷鳴が大きくなる。雨が地面をたたきつける。ふと思い出して、蛍光灯を消し、扇風機を止める。テレビもパソコンもオフにしてある。

暗くなった店のガラス戸を少しだけ開けて、カメラを構えた。空から大地へと瞬時に落ちる稲妻の撮影に挑んだが、とても間に合わない。どこから光るのか、予測もつかない。家の前の歩道がたちまち冠水した=写真。わずか小一時間で側溝は雨水を飲み込めなくなった。

 天空では落雷だけでなく、雲の中で盛んに放電が行われている。落雷はやや遠い。が、放電は真上で起こり、ゴロゴロ激しく音を転がす。ガラス戸をビリビリ震わせる。

 地上では月遅れ盆が始まった。青年会がじゃんがら念仏踊りをして新盆家庭を供養する、いわき独自の盆行事も始まった。天空では雷神が太鼓を打ち鳴らしている。そうか、そうか、雷神もじゃんがらを踊っているのか。

 雷雲は、3時前には通り過ぎた。残りの雨と歩道の冠水が続くなかを、車で徒歩で新盆家庭回りの人々が行き来する。じゃんがらを踊る青年会の一行が乗ったレンタルのマイクロバスが行ったり来たりする。

 やがて歩道から水が消えた。雨量は、平で41.5ミリ、南部の山田で49.5ミリ、小名浜で14.5ミリだった。午後2時37分には、いわきに「土砂災害警戒情報」が発表された。同3時50分には解除されたが、フェイスブックにいわき駅前のラトブなどが停電になった、という情報がアップされていた。きょうはどうか。また雷神がじゃんがら念仏踊りに加わる?

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