2015年8月8日土曜日

かき氷とブラックベリー

 きょう(8月8日)の浜通りの天気は「北の風、曇り。昼すぎ、晴れ。所により夜、雨」という予報だ。開けっ放しの2階の窓からひんやりした風が降りてくる。茶の間の気温は朝6時で27.5度。しのぎやすいが、時折、風がやむ。扇風機は必要だ。 
 雨なしの酷暑日が続いている。日中に出歩くようなことはもちろんしない。が、熱がこもる茶の間で仕事をしていると、午後には涼を求めてどこかへ行きたくなる。
 
 水曜日(8月5日)には四倉海水浴場へ出かけた。足を海水につけただけだったが、海風が心地よかった。
 
 翌木曜日は広島に原爆が落とされた日。いわきでは平七夕まつりの初日でもある。午後、いわき地域学會が秋に実施する<いわき学検定>について、「広報いわき」の取材を受けた。近所に亡くなった伯父の家がある。エアコンが付いている。そちらで応対した。おかげで、どこかへ夕涼みに行かなくてもすんだ。
 
 きのう(8月7日)はまた、茶の間で頑張った。夕方、我慢ができなくなって、カミサンを連れて七夕まつりを見に行った。
 
 震災を機に笹飾りが貧弱になった。東西に延びるメーンの本町通りを歩いていて、夕日がまぶしかった。昔は豪華な飾りが連続していたので、夕日の直射を受けるようなことはなかった。その代わりに人は出ている。飾りではなく、人を見に行くまつりになった。母親の引率で来ていた孫たちにばったり会った。知人にも。
 
 それよりなにより、頭に点滅していたのは「ふわふわしたかき氷」だ。若い知人がフェイスブックで、氷を温めてふわふわのかき氷をつくる――と宣伝していたので、それを食べてみたくなった。場所は平和通りのはしっこ。確かにふわふわしていて、すぐ解ける。解ける前に急いで食べようとすると、口の中が急冷されて痛くなる。子どものころ食べたかき氷がそうだった。
 
 そのあと、本町通りの西端、スカイストア内にある交流スペース「ぶらっと」を訪ねた。スタッフは帰ったあとだった。ではと、ストアで夕食の買い物をして帰ることにした。ブラックベリーがあった。熟した桑の実を大きくしたようなものだ。甘いに違いない。買って家で食べたら酸っぱかった=写真。
 
 でも、この酸味には記憶がある。セイヨウフサスグリ(グーズベリー)、阿武隈の山里では「イッサ」といっていた、あおい未熟果の味に近い。いや、食べながらイッサの味と同じだと確信した。
 
 普通は生食よりジャムにするそうだが、私にはイッサの代用食になる。見た目は桑の実、味はイッサ。台所の日よけを兼ねてブラックベリーを栽培する、という手もあるか。

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