2015年8月29日土曜日

クラシックカー

 身の回りの珍風景第2弾――きのう(8月28日)のコダカラソウに続いて、きょうはクラシックカーを=写真。
 わが家の道路向かいに田んぼを埋め立ててつくった駐車場がある。舗装はされていない。ほかは宅地になり、そこだけぽっかり残った。

 今は秋の長梅雨のようだが、7月後半から酷暑が続いた。8月に入ると室温が35度になることもあった。あんまり暑いので、わが家から駐車場をはさんだ向かいの伯父(故人)の家に“避難”して仕事をした。

 8月3日午後1時半ころのこと――。資料読みに疲れ、縁側に立って外を眺めたら、駐車場にクラシックカーが止まっていた。

 駐車場にカバーのかけられた車があった。スポーツカーらしかったが、カバーが取られてどこかへだれかが運転して行くこともあったが、車そのものを見たのは初めてだ。

 車にはうといので、この写真からはさっぱり情報を引き出せない。メーカーは、製造年代は、どんな人が乗っていたのか……。クラシックカーは2人乗りで、道路へ出ると街の方へ走り去った。まだ帰ってこない。もう帰ってこないのかもしれない。

 一般道路でクラシックカーを見たことはあったか、なかったか。「クラシックカーが○×に集結した」という新聞報道に接したことはある。テレビニュースを見たこともある。それだけのことで、車そのものにあまり興味がない。

 3・11後は、いわきの交通量が増えた。原発事故の避難者が2万4千人もいる。加えて、事故の収束作業や除染作業に従事している人間が全国各地からやってきた。

 いつの間にか車のナンバープレートを見る癖がついた。いうまでもなく、いわき市だから「いわき」が大半だが、南の「沖縄」から北の「旭川」まで、各地の車が走っている。

 高級車も目立つ。主に、レクサス、ベンツ、BMW、アウディ。このごろはクラウンも。「レクサスの売れ行きは、いわきが日本一」。地元の中古ディーラーがあきれていたが、何を基準にしたものかは聞きもらした。
 
 私が見たクラシックカーは、そうした高級車志向とは無縁に、カーマニアが所有していたものだろう。ジャガーも見た。ランボルギーニも見た気がするが、自信はない。一瞬の夢だったか。

 ※追記=車に詳しい後輩によると、車は「スーパーセブン」というやつで、ロータス、ケ―タハム、レプリカと、いろいろあるらしい。クラシックカーのかたちをしているが、バリバリの現役で、最近も軽自動車として販売されたものがあるとか。スポーツカータイプの趣味の車にはちがいない。

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