2016年8月23日火曜日

ごみ・台風・セミ

 きのう(8月22日)のいわき市は、台風9号の影響で午後から風雨が強まった。夜には三度、瞬間的に電圧が低下して真っ暗になった。「風台風」だった。
 雨が来る前にやることがある。一つはごみ集積所のネット出しと違反ごみへの張り紙。もう一つは今度の日曜日に開かれる地区市民体育祭プログラムの協賛事業所への配布。

 先週の木曜日(8月18日)、「燃やすごみ」の日に、可燃・不燃・容器プラ・製品プラ・ペットボトルと分別すべきものがごちゃ混ぜになったごみ袋があった、そのままだと収集車は持って行かない。カミサンと二人でごみ袋を開けて分別し、新しいごみ袋にペットボトルを入れて、張り紙をした(ペットボトルは「燃やすごみ」の日には回収されない)。

 その張り紙が週末の雨でぬれ、字が判別できなくなった。で、きのう朝6時、新しく書いて集積所に残った違反ごみに張り紙をした。本人がそれを見たかどうかは確認しようがないが、張り紙をした違反ごみ袋はやはり積み残された。ごみ出しルールの維持・徹底は一時的なもので、住む人が変わればまたやり直し。「シジフォスの神話」と同じで、我慢してそれを繰り返すしかない。

 朝ご飯を食べたあとはすぐ、鉛色の雲が厚く覆うなか、体育祭のプログラムを協賛事業所に配って回った(住民にはすでに回覧網を通して配っている)。

 その時刻、テレビでリオ五輪の閉会式が行われていた。開会式の日にはサハリンにいた。始まりも終わりも映像をちゃんと見ていないので、私の中では五輪の流れが気の抜けたビールのようなものになった。

 それでも、雨が降る前にやることはやった。あとは自分の時間だ、と思いつつ、この時期、ほぼ1か月続く「文字読み」(400字詰め原稿用紙でざっと4000枚前後)に入った。

 ふと気づいたのだが、庭の柿の木が沈黙している。アブラゼミが、ミンミンゼミが、ツツクボウシ=写真=が連日、競うように鳴き交わしていたのが、風雨の強まりとともにピタリとやんだ。セミも風雨から身を守るのに精いっぱいなのだろう。
 
 7号はいわき沖を北上した。9号はいわきの西側の中通りを北上した。今度の週末もまた雨に見舞われそうだ。きょう夜は、市主導の原子力防災図上訓練が近くの公民館で行われる。これまた雨の確率が高い。

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