2016年8月27日土曜日

台風のアジア名

 ほんとに降ってる――5時すぎに起きると、雨音が耳に入った。ゆうべの“最新情報”では、「朝から昼にかけて断続的に雨」だった。あとは曇り、あす(8月28日)の日曜日も「明け方まで雨」のあと曇り。熱中症にはならないから、ぎりぎりいい“天の配剤”かもしれない。
あす、近くの平六小校庭で神谷地区市民体育祭が開かれる。9月11日の日曜日にいわき市議選投開票が行われる。雨で1週間延期されても投開票とダブらないようにするため、9月第一日曜日と決まっている体育祭を前倒しした。

 ところが、台風が連続して日本列島をうかがい、前線も通過して雨がちな日が続いた。今週はたびたびパソコンやテレビのデータ放送で浜通り(いわき地方)の気象情報をチェックした。ついでに台風情報も。と、台風10号に「ライオンロック」という名前が付いていた。どういうことだ、これは!

 ネットで検索すると、気象庁の「台風の番号の付け方と命名の方法」に出合った。平成12(2000)年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、日本ほか14か国の同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになった、とある。台風のアジア名だ。

 あれがそうか。2010年9月19日、3泊4日の台湾の旅を始めて2日目、「凡那比(ファナピ)」という台風に島が直撃された。テレビで知った=写真。(新幹線で高雄へ行くメーンの日程が中止になり、5年後、その新幹線に乗りたくて台湾を再訪した)

 今度、調べてわかったのだが、台風の名前は順に繰り返し使われる。大きな被害を出した名前はその後、リストから外されて、その台風だけを指すものになる。5年前の「ファナピ」がそうして“永久欠番”になった。

「ライオンロック」は香港(山の名前)、次いで「コンパス」(日本=コンパス座)「ナムセーウン」(ラオス=川の名前)「マーロウ」(マカオ=めのう)「ムーランティ」(マレーシア=木の名前)「ライ」(ミクロネシア=ヤップ島の石の貨幣)と続く。

 5年前は、この「ライ」のところが「ファナピ」だった。「サンゴ礁を形成する小さな島々」の意味、ということだったから、やはりミクロネシアの言葉だろうか。

 きょうは午後から校庭でテント張りをしたり、いすやテーブルを並べたりする。きのうまで土・日の気象予報は「午前曇り、午後雨」だった。それが、午後には快晴の影響もあってか、「午前雨、午後から日曜日は曇り」に変わった。予報通りなら万々歳だ。

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