2018年11月1日木曜日

補修・交換・安静

 台所のガス温水器の寿命が尽きた。取り付けて21年。お湯の温度が上がらないと思っているうちに、お湯さえ出なくなった。プロパンガス屋さんに頼んで、きのう(10月31日)、新品と交換した。
「冬でなくてよかった」とカミサン。この時期、晩酌の焼酎はお湯割りだ。お湯の温度が上がらないから、やかんに入れてガスで沸かし直す。手間がかかる。数日、それを繰り返した。

 不具合は温水器だけではなかった。車の左サイドミラーが急に「ククク」とうなり始めた。運転席のパワーウインドウも、閉めようとすると途中で止まる。何回かやっているうちに、ようやく閉まる。雨が降ったり、街の駐車場に入れたりしたとき、少しあせる。

 長いつきあいのディーラーに電話で“症状”を伝えたら、すぐ来てくれた。サイドミラーはモーターが空回りしている。固定した状態でも支障はない。配線を切断してもらった。パワーウインドウは窓枠のゴムの溝にごみが詰まっていたらしい。それを取り除いたらスムーズに開け閉めができるようになった。途中で止まるのは“はさまれ防止”機能が作動するからだとか。

 夏井川渓谷にある隠居でも、台所と茶の間を行き来すると、きしみ音がする。濡れ縁も2カ所で腐っている。

 10年前、自宅の近所に住む中学校の同級生(大工)に頼んで、台所を広くし、出窓や押し入れを改修した。幅30センチほどだった縁側も、1.5メートルほどの濡れ縁にした。それで、布団が干せるようになった。だれかが来たときには語らいの場になった。夜にはテンなどもやって来る。糞でわかる。
 きしむのは、茶の間の側だった。同級生が畳をあげて見ると、敷居の下にすき間ができていた=写真上1。そこに木片をはさむと、きしみが解消された。後日、濡れ縁も腐った板を交換し、防腐剤を塗られてよみがえった=写真上2。

 自宅の温水器も、車も、隠居も、たまたま同時期に不具合があらわれた。メンテナンスに無頓着だからこそ、そうなった。

同じころ、隠居でミニ同級会を開き、酔って転んでろっ骨を折ったのも、足のメンテナンスを怠っていたからだろう。ほぼ50日、ドクターの指示に従って安静にしていた。晩酌も3週間ほど休んだ。5年ほど中断している散歩を復活しなければ――。きのう、近所を一回りしているうちに焼酎を切らしたのを思い出して、マルトに立ち寄った。帰ると、そういうことは忘れないのだから、という顔をされた。

0 件のコメント: