2011年8月20日土曜日
韓国料理
いわきで被災者の生活支援活動を展開しているNGO・シャプラニールのスタッフが一夜、平・中町の韓国屋台「さざえ」に集った。私ら夫婦にも声がかかった。東京の本部からは事務局長氏が駆けつけた。計10人で「お疲れさま会」を兼ねて暑気を払った。
なぜ「さざえ」か。経営者が3・11の被災者だった。いわき駅近くに田町という、いわき最大の飲み屋街がある。韓国家庭料理の店「さざえ」はその一角にあった。店と住まいがダメージを受け、近くのマンションに入居した際、シャプラニールの現地雇用スタッフが調理器具一式を届けた。その縁である。
シャプラは緊急支援活動、災害ボランティアセンターの運営支援のあと、一時提供住宅などに入居した被災者の生活支援プロジェクトを実施した。鍋・フライパン・まな板・おたま・フライ返し・その他を届けるという事業で、7月末までに950セットを配った。調理器具は地元企業から調達した。被災企業を支援する意味合いもある。大いに感謝された。
さて、韓国料理だ=写真。白菜キムチくらいしか知らない人間には、出てくる料理すべてが「これ、なんですか」となる。
カクテキ(大根さいころキムチ)、キュウリのオイキムチ、モヤシとゼンマイのナムル(ごま油あえ)、海鮮チジミ(お好み焼き)、ごま油を塗ってうっすら塩味を加えた韓国ノリ、エゴマの葉と唐辛子の漬物(たまり漬け?)……。料理名と中身が合っているかどうか、自信がない。が、そういうものを口にした。
これらを肴に、恐る恐るマッコリ(どぶろく)とチャミスル(焼酎)をやった。酒の肴の豊富さに驚き、それらが口に合うことにまた驚いた。焼酎は別の銘柄のものも飲んだはずだが、名前を忘れた。
経営者はこのお盆、食材の仕入れに済州(チェジュ)島へ行ってきたばかりだという。例えば、炒り子(いりこ)。日本の炒り子はかたいので、どうしても韓国産が必要になる。確かに、済州島の炒り子はやわらかかった。これも酒の肴だ。
韓国料理はピリ辛といっても、激辛ではない。飲んべえにはほどほどの辛さである。ご飯もはかどるだろう。となると、次は焼き肉か。「カルビ」などは10年以上食べていない。
きのう(8月19日)午後2時36分ごろ、強烈な余震がきた。震源地は福島県沖。マグニチュードは6.8と大きかった。そのあと、無性にカルビを食べたくなった。カミサンをせきたててサテイへ買い物に行く。余震にしぼむような食欲では生きていけないではないか、と思いながら。夜はまた人が来て宴会になった。
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1 件のコメント:
こんにちわ♪(´ε` )
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
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