2011年8月30日火曜日
放射能のせい?
夏井川の岸辺に生えているヤナギが“茶髪”になった=写真。まだ8月、葉はあおあおとしているはずなのに、どうしたのだろう。ずっと夏井川をウオッチングしているが、こんなことは初めてだ。犬を連れた“散歩仲間”にいうと、「放射能のせいか」。いや、それはないだろう。
ヤナギだけではない。堤防のわきや河川敷に植えられたソメイヨシノも、部分的に葉が枯れている。葉っぱのなくなった木もある。ヨシ原から頭を出しているオニグルミも、わが家の近所のカキの木も、部分的に似た症状を呈している。
全部に共通しているのは、枝がクモの巣のようなものに包まれていることだ。その中にある葉は枯れている。どうやらアメリカシロヒトリらしい。大発生といってもいいのではないか。カキの木には幼虫がいっぱいいた。孵化したばかりのようだった。
わが家では毎年晩春、生け垣のマサキがミノウスバの幼虫に食害される。何年か前にはニシキギが丸裸にされた。ゴールデンウイークがくると、毎日、生け垣の観察を続ける。食害された葉が目安だ。その付近に孵化したばかりの幼虫が“だんご”になっているから、枝ごと切ってごみ袋に閉じ込める。これを何回か繰り返せば被害は防げる。
アメリカシロヒトリも駆除方法は同じだろう。巣網のかかった枝を切ってごみ袋に閉じ込める。孵化したばかりの幼虫はほんの小さな空間のなかでうごめいているだけだ。駆除しやすい。タイミングがずれると、ヤナギの木のように遠くから見ても“赤枯れ”がはっきりする。
せめて庭の木だけは守ってやりたいものだ――と、カキの木を見上げたら、やはり部分的に巣網が張ってあって、葉が枯れていた。
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