2011年8月23日火曜日

定例飲み会


隣組、区内会といえば、身近なコミュニテイだ。その一員として区の役員さんと顔を合わせているうちに、飲み会に誘われるようになった。よその区の役員さん、近隣の交通安全協会支部の役員さんらも参加する。

開催日が、毎月第三土曜日から偶数月の第三日曜日午後4時からに変わった。場所は近所のスナック。上は間もなく85歳になる元校長先生から、下は62歳になりたての石屋さんまでメンバーは11人と少数だ。会費3000円の割には結構、酒の肴が多い。

お盆が過ぎたとたんに秋雨前線が居すわり、雷雨に見舞われることもあった。このところ、雨=写真=か曇りの日が続いている。8月21日の日曜日夕方も小雨がぱらついていた。9人が参加した。

夫人を亡くして新盆を迎えた人がいる。8月20日夜、平・鎌田の夏井川へ灯籠流しに行ってきたという。そこから「ひとりぼっち」と「おひとりさま」の話になった。寂しさの反動というべきなのか、新盆を終えたばかりのその人が性に関するうんちくを傾けて、ウケにウケた。下ネタは人間の活力源だ。

そういえば――と、誰いうともなくいう。校長先生も奥さんを亡くした。一番若い石屋さんも同様、「心にぽっかり風穴があいてます」と笑う。もう一人の人も奥さんを亡くしている。9人のうち4人、いや3人は「ひとりぼっち」、1人は「おひとりさま」だ。それが、60歳以上の現実というやつか。

石屋さんは飲み会の翌日が誕生日。自己申告で承知をしていたので、途中、「ハッピーバースデートゥーユー」を斉唱して誕生を祝った。いくつになっても誕生日を祝ってもらえるのはうれしい――石屋さんの本音だ。家に帰って夜になる。誰もいない。孤独がしのびよる。そのへんの心情がちらりとのぞく飲み会になった。

それもあってだろうか。飲んで食べて話したあとは、それぞれカラオケを一曲やる――いつものパターンだが、酒の量が増し(会費1000円追加)、歌にも力が入って、楽しい気分のままに散会した。

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