「シルバーウイーク」は、「ゴールデンウイーク」の次に連休が多いので、「金」に対する「銀」という意味で名づけられたのだろうと思っていた。その通りにちがいないとしても、今年初めて「敬老週間」を意味するものでもあったか、と得心した。
「毎日が日曜日」の身には、「毎日が月曜日」でもある。きのう(9月19日)早朝、「燃やすごみの日」なので、家の前のごみ集積所にごみネットを出した。日中はこのところ、10月以降の“おしゃべり”の準備に追われている。あれこれ資料を読んでいるうちに、おもしろそうなものに出合うと、ネットで当時の新聞や論考を検索する。必要なものはすぐ図書館へ出かけてコピーするか借りてくる。
きのうはさらに、月3回、役所その他から届く回覧資料の振り分けをした。今回は「赤い羽根」「歳末たすけあい」の二つの募金協力が加わった。
届いた「お願い」文書とは別に、班長さんあてに文書をつくる。封筒に区印を押す。班(隣組)に渡す領収書に取扱者としての区印・区長印を押す。領収書は直接お金を扱う区の役員さんに、回覧資料とともに届ける――班長さんも役員さんも混乱しないように、回覧から集金までの流れを頭におきながら、下準備を進めた。
午前は調べもの、午後は回覧物の振り分けと決めていた、ちょうどその合間に息子が小3と小1の子を連れてきた。店にいたカミサンが孫から包みをもらい、茶の間の私を呼んで手渡した。敬老の日のプレゼントだった。開けると「孫の手」が二つ入っていた=写真。
孫たちが帰ったあと、カミサンに聞く。「なにか言ってた?」「なんにも。黙ってよこした」。ま、そんなものだろう。「敬老の日、おめでとう」はおかしいし……。
あっ、いや、下の子の「おたより」(カード)が包みに入っていた。「おじいちゃんおばあちゃんげんきでいてね」。二つ折りの「おたより」を開けると、抽象的な模様の張り紙のまわりに、花火や星、黒髪と茶髪のカップル、猫や花などの絵が描かれていた。カップルは若いときのじいばあ?
ハッピーマンデー制度で9月15日の敬老の日が9月第三月曜日に移動した。世の中が休みだったのはそのためで、初めてのプレゼントを手にして、初めて敬老の日を意識した。秋分の日が明21日だったら、きょうも祝日と祝日の間の「国民の休日」だった。2009年はそれで初めて土曜日から5連休になった(この連休を利用して同級生たちと北欧へ出かけた)。
これまでは背中がかゆくなると30センチの竹物差しでゴシゴシやっていたが、ゆうべはさっそく孫の手を使った。「敬老週間」の恩典はほかにないものか、などと開き直って考えながら。
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