2017年6月13日火曜日

地下駐車場のスズメ

 6月5日夕の、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」――。地下駐車場に車を止め、エレベーターホールへ向かっていると、前方の天井をかすめるように飛ぶものがいる。ツバメ?にしてはスピード感がない。少したってまた目の前を横切ったあと、奥の床面に舞い降りた。スズメだった=写真。
 ラトブは平成19(2007)年10月25日にオープンした。前の日に会社を辞め、若い仲間が入居した6階、インキュベートルームの居候になった。500円以上の買い物客や商工会議所利用者、図書館などの公共施設利用者は、2時間なら地下駐車場を無料で利用できる。毎日、ラトブ内の総合図書館に詰めて調べものを続けた身には、2時間無料の地下駐車場はありがたかった。

 以来10年弱、地下駐車場を利用し続けているが、鳥が迷い込んだのを目撃したのは初めてだ。1階南側に駐車場の出入り口がある。そこらへんを鳥が飛びまわったとしても不思議ではない。が、地下1階どころか2階までどうやって入り込んだのだろう。地下への車道以外に“鳥の道”はなさそうだが。
 
 平の街への途中にタイヤ倉庫がある。倉庫のシャッターが上がっていると、すだれ代わりにCDがつるされているのが見える。ダミーのカラスもつりさげられている。ツバメ、あるいはドバトの侵入防止策だろうか。鳥と人間の関係が見えておもしろい。カラスと人間は、至る所でごみをめぐる攻防戦を展開している。これはしかし地上での話で、地下のできごとではない。
 
 地下駐車場のスズメはあのあとどうしたろう。ちゃんと外へ出られただろうか。
 
 今思えば、あのスズメは出口がわからずにパニックになって、疲れきったために床面に舞い降りたのではないか。スズメにしては歩き方が弱々しかった。休んでいる状態もうずくまっているような感じだった。人間が接近しても逃げなかったのはそのためだ、きっと。きのう(6月12日)、地下駐車場にはスズメの姿はなかったから、どうにか外へ出られたのだろう(と思いたい)。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私も昨年駐車場で小鳥を。スズメではありませんでした。フロントガラスに留ったので手にとり車に乗せて夏井川堤防で放しました。