関東甲信まで梅雨入りしたという。いわき市の気候は東海・関東型に入るから、実質的に梅雨入りしたことになる。けさ6月8日は雨模様だ。
さて――。ILO(国際労働機関)は6月12日を「児童労働反対世界デー」と定めている。それを踏まえて、シャプラニール=市民による海外協力の会が6月を児童労働反対月間とし、バングラデシュでの活動を伝える全国キャラバンを展開中だ。
月曜日(6月5日)は夜、同会いわき連絡会の主催で平・三町目のアートスペースもりたか屋で活動報告会「羽ばたけ家事使用人の少女たち~いわきから考える」が開かれた(きのうの拙ブログ参照)。
若い人が新しく主催側に加わった。おかげで、その仲間の協力も得られた。会場がすんなり決まる。イベント告知のチラシ(フライヤーともいう?)をつくる。当日も、仲間が会場を設営してくれる=写真。片づける。若い人のデジタル技術とフットワーク、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した参加の呼びかけと申し込みの多さに驚いた。
若い人とは親子以上の年の差がある。別の若い人と知り合ったのが、そもそもの始まりだった。その彼が仲立ちをしてくれたために、若い人を知ることができた。昨年(2016年)秋、「いわきの現代美術の系譜」と題するシンポジウムが開かれ、6人の登壇者の1人として参加した。これもまた別の若い人を知るきっかけになった。
シンポジウムは、NPOのワンダーグラウンドが「いわきまちなかアートフェスティバル玄玄天」の一環として主催した。市立美術館ができる原動力になったのは「市民ギャラリー」、その市民団体が生まれたのは「草野美術ホール」があったから――という観点で、草野美術ホールと経営者について話した。
しめくくりに、玄玄天の主会場である「もりたか屋」を「第二の草野美術ホールに」と呼びかけた。若い人たちはワンダーグラウンドの仲間でもある。
シャプラは設立から今年(2017年)で45年。創設当時の若者たちを第一世代とすれば、現在は第二~第三世代がシャプラを支える主力になる。年寄りには年寄りの役割がある。多少の知恵とカネなら出せる。そうして、支援する年寄りが若者とつながれば、次の展開も可能になる。その手ごたえ=新しい風を感じるイベントになった。
にしても、アートスペースもりたか屋は“倉庫”のようでおもしろい。活動報告会を手伝った旧知の詩人に「詩の朗読会にもいいのでは」というと、うなずいていた。
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