いわき市は広い。北の夏井川下流域=平中神谷(なかかべや)から、南の鮫川下流域=植田町までは車でおよそ40分。
三十数年前、植田にあったいわき民報社勿来支局に3年間勤務した。自宅と支局の行き来には、主に阿武隈の山すそ、国道6号の旧道(江戸時代の「浜街道」、明治になってからは「陸前浜街道」)を利用した。
きのう(2月13日)午前、植田町の特別養護老人ホーム「ハートフルなこそ」を会場に、いわき南部地区保護司会女性部会の研修会が開かれた。旧知のOさんに頼まれて、「吉野せいといわきの女性たち」と題して、主にいわきの大正時代の話をした。
10時40分から――といわれていた。支局勤務時代の40分のイメージがある。30分前には着くようにしたいと思って、旧道ではなく、国道6号の常磐バイパスを利用することにした。バイパスは、わが家の近くが終点だ。これにのれば植田までは20分ちょっとで行ける。
ところが、3連休明けの影響なのか、日曜日明けはいつもそうなのか、最初の10分ほどはスムーズだったが、鹿島に入るとたちまち渋滞した。渋滞にはまってはいられない。バイパスを下り、常磐へ抜けて国道6号を利用したが、泉トンネルでまた渋滞した。トンネルの先は区画整理で人口が急増中の地区。信号待ちで長い車列ができたのだった。
結局、着いたのは10時40分前後。1時間5分かかった。Oさんらが園庭で待っていた。
話を終えて、みんなとランチを共にする。知った顔が2、3人いた。1人からチョコレート=写真=をいただく。<あ、そうか、あした(2月14日)はバレンタインデーか>。義理チョコさえ無縁の人間には、うれしいプレゼントだった。
家に帰ると、夏井川渓谷に住む友人がまきストーブでふかしたサツマイモを持ってきた。夕方は、客人がメヒカリの一夜干しを持参した。勝手に一日早いバレンタインデープレゼントと思うことにした。そういえば、何日か前からカミサンが生チョコをおやつに出すことがあった。自分で食べたいために、バレンタインデーを理由にして買ったのだろう。
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