3月が終わった。年度末は毎年あわただしい。今年(2025年)も例外ではなかった。
わが区内会は3月最終の日曜日に総会を開くのが慣例になっている。そのための資料づくりなどが2月から続いた。
合間に行政が主催する講演会や研修会、会議が入る。なぜだかわからないが、年度末には行事が多い。新年を迎えて少したったころから、随時、案内が届く。
思えば、コロナ禍の数年間は各種の行事が中止になり、総会などは書面審議になって、対面でのやりとりが減った。
その意味では、正式が略式に替わり、短縮・省略が許容された。それが、今は以前のようなやり方で行われる。
長年区の役員をやっているせいか、ついコロナ禍の「前」と「後」を比較してしまう。「さなか」の略式を経験したあとだけに、「前」の流れに戻すにはかなりのエネルギーが要る。
ほかの行政区では、役員の「2年交代」がほぼ慣例として定着している。ある意味「有期」で役員から開放される。
こちらは有期の反対「無期」で地域の仕事を続けることになる。役員を有期で卒業できるなら無理もきくだろうが、新年度にも力を残しておかないといけない。
いやいや、年間を通して行事はほぼ決まっている。加齢によって体力が衰えていることを、おのずと悟ることになる。余力などはもともとないのだ。
だからこそというべきか。地元の小学校で6年生の同窓会入会式が行われたときには、子どもたちの未来に心がいやされた。やがてこの子たちが地域を支える存在になるといいな――そんな思いにもなった。
同じ小学校の卒業生ではない。が、区の役員をしているので、「当て職」で同窓会の役員に名を連ねている。
この入会式も、コロナ禍が始まった令和元年度以来、中止が続いた。その意味では6年ぶりの再開である。
昨年5月、スポーツフェスタ(運動会)に招待された。秋には学習発表会にも招かれた。そしてこの春、同窓会入会式に続いて卒業式にも臨席した。
心がいやされるのは、やはり成長する子どもたちのエネルギーをじかに感じられるからだろう。
実は、同窓会入会式の案内状=写真=が届いたとき、ふっと気持ちが軽くなるように思ったことを覚えている。
気ぜわしい中での楽しみといってもいい。地元の住民でもある「常連講師」のジョークに、久しぶりに接した。「漫談」は6年生にも大うけだった。
さて、年度末を締めくくるわが行政区の総会も3月30日に無事終了した。新年度も役員の顔触れは変わらない。が、新しい年度のスタートに合わせて、気持ちだけは1年生のつもりで頑張るとしよう。
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