2025年6月16日月曜日

春の「清掃デー」

                                
   いわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動は毎年、春と秋の2回行われる。

初日(金曜日)は「清潔な環境づくりをする日」、2日目(土曜日)は「自然を美しくする日/みんなの利用する施設をきれいにする日」、そして最終日の日曜日は住民が出て家の周辺の道路などをきれいにする「清掃デー」だ。

今年(2025年)の清掃デーは6月8日に行われた。わが行政区では早朝6時半から1時間、住民が出て清掃活動を繰り広げた=写真。

 区内会の役員と保健委員を兼務している。清掃デーでは、参加人数とごみ袋の数を、調査票を兼ねたはがきで市に報告しないといけない。

 まずは参加人数を把握するために区内を一巡する。さらに1時間半後、指定の集積所を巡り、ごみ袋の数をチェックする。

 出されたごみは、燃やすごみ・草花類・剪定枝・燃やさないごみの四つに分けて数える。

そのためにあらかじめ自作の「調査票」を手に巡回し、それぞれの合計をはがきに書き込んで投函する。こうして朝8時には、保健委員としての務めが終わる。

 清掃デーと地区の球技大会が同じ日に開かれた年がある。そのときは7時から準備に入る球技大会を優先するしかない。

清掃デーの参加人員を大急ぎで確かめ、ごみ袋の数については代わりの役員とカミサンに頼んだ。

今年は、6月1日に球技大会が開かれた。雨天の場合は1週間延期というのがこれまでの慣例だったが、人数集めが難航するようになったことから、今年は雨天即中止が決まった。清掃デーとダブらないだけ、気持ちが軽くなった。

朝一番で一斉清掃が終わり、いつもの時間に夏井川渓谷の隠居へ出かけた。道々、人が出て側溝などを清掃していた。

作業開始の時間はそれぞれの行政区が設定する。7時始まり、あるいは8時始まりというところもあるのだろう。作業を終えたあとに「ごくろう会」をするところもあるに違いない。それぞれの地域の特性が感じられる光景だった。

私が現役のころは土曜日に隠居に泊まり、翌早朝、地元の住民とともに渓谷の道路を歩いて空き缶などを拾ったものだ。

が、区内会の役員になってからは地元に張り付くしかない。渓谷の住民にはその旨を伝えて了承してもらった。

 昼過ぎに帰宅すると、指定の集積所からはごみ袋が消えていた。いつも素早い対応に感心する。あとは土のう袋だけだ。こちらも後日、回収された。

 それとは別に、6月14日には地区の8行政区長も参加して、公民館の草刈り・清掃作業が行われた。

区長たちはそのあと、近くの丘の上にある「忠魂碑」と、公民館の向かい、神社の林内にある「為戊辰役各藩戦病歿者追福碑」の周りを清掃した。4月から続いていた新年度のあわただしさも、これで一区切りがついた。

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