2016年11月29日火曜日

カラスめ!

 家の前の歩道にごみ集積所がある。わが区は月・木曜日が「燃やすごみの日」だ。「燃やすごみの日」と「容器包装プラスチックの日」だけ、黄色いごみネットを出す(容器包装プラの日は風対策)。ネットはわが家で保管している。ネットを出しっぱなしにしておくと景観的にもよろしくない。収集車が来たあとはネットを回収する。
 きのう(11月28日)はネットをかぶせてもお手上げ状態だった。ハシブトガラスが生ごみを食い散らかす=写真。それを片づける。と、また食い散らかす。片づける。またまた食い散らかす。片づける。またまたまた……。収集車が来るまでのわずか2時間ほどの間に4回も攻防を繰り広げた。初めて無力感を覚えた。

 カラスの害を呼び込むのはごみを出す側だ。ごみ出しのマナーがなっていない。で、注意喚起の紙を電柱にくくりつける。すると、しばらくカラスは遠ざかる。しかし、住人が変わるたびにカラスが舞い戻る。最近も張り紙をした。

 きのうは、マナー違反(生ごみがもろに見える)はひとつくらいだった。それは真っ先にやられた。ところがそのあと、ネットをきちんと覆っても、生ごみが新聞紙で覆われて外から見えないようになっていても、袋を引っ張り出して破り、生ごみを散らかした。
 
 わが家の前の集積所だけではなかった。斜め向かいの集積所もやられた。同じ歩道の先の集積所にもカラスが集まって、ごみ袋をつついていた。集団のなかに、「燃やすごみの日」にはどの袋にも生ごみが入っていることを学習した個体がいたのではないか。

 5日前のブログにこんなことを書いた。イノシシがとうとう近所に現れた。「住宅地で害を及ぼす野生動物はカラスがほとんどだった。人間のごみの出し方が悪いとたちまち袋を破って生ごみを食い散らかす。これからはカラスだけでなく、イノシシも警戒しないといけなくなった」

 カラスやイノシシに言わせれば、「マチに現れるようにしたのは人間だよ」となる。人間には「いいね!」でも、動物や植物には迷惑千万なものがある。きのうのカラスのしつこさは、そんな人間の身勝手さに対する“逆襲”、いや“警告”だったのかもしれない。

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