1年を通して電気ごたつを座卓にしている。10月後半からときどき電熱がほしくなった。最初のうちは電気が通じていたが、あるとき、コンセントを差し込んでも、上下・左右に動かしても暖かくならない。あきらめてタオルケットを足にかけて寒気をしのいだ。
「電気マットを敷かないと」。カミサンに言われるたびに、「まだいい」「きょうはいい」「あとで」を繰り返した。が、さすがに11月も中旬になればがまんができなくなった。
座卓に文具などの小物入れ、その右わきに横積みの資料。座いすの左そばにも横積みの資料。いつの間にか、座っていて手を伸ばせば取り出せる範囲に必要なものが集まった。その代わり、トイレへ行くときなどには注意が要る。そろりそろりでないと、引っかかって資料が崩れることがある。
カミサンには邪魔くさくてならないらしい。まして、カミサンが座卓の上を片付けると、どこに何があるかわからなくなる。拡大鏡の向きが違う。ピンセットやはさみが違うところにある。こっちは使いやすいようにそこに置いているのだが、カミサンは見た目で整頓をする。物の配置の流儀が違うから、さわらせるわけにはいかない。
で、頭ではわかっていても資料を動かすのが面倒なものだから、つい「まだいい」「きょうはいい」「あとで」と先送りしてきた。
晴れて風もない小春の日、そろそろこたつにカバーをかけないと……と観念していたところへ、「きょうやろう」と声がかかった。座卓の上の小物入れと資料、座いすのそばの資料をあちこちに分散して=写真、電気マットを敷いた。併せて部屋の掃除をした。
疑似孫がカレーライスを食べに来るときには、小物入れも座卓のわきの資料もそっと移動し(そうしないと座卓を囲めない)、帰ればまた元に戻す。あとはそのままだ。1カ月半ほど早く、年末の大掃除をすませたことにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿