きのう(11月17日)、近くの公民館で市民講座が始まり、島田忠夫といういわきゆかりの童謡詩人について話した。
帰ると、絵手紙が届いた=写真。サツマイモの絵をはさんで、「いも食べて温くなろう」と「さつまいも」の文字。ごていねいに「落款(らっかん)」まで付いている。差出人は9歳、小3の孫だ。「いも食べて温くなろう」。本人が考えたかどうかはわからないが、焼き芋屋が喜びそうなフレーズだ。
土曜日(11月12日)の宵、長男一家が来た。カミサンは教会のバザーに出店し、私も暮らしの伝承郷の収穫祭に参加したあと、近くのいわき明星大へ移動して、いわき観光まちづくりビューローの地域学総合講座(いわきサンシャイン学)でしゃべって戻って来たばかりだった。それからカミサンが夕食の準備をするのもなんだから、「一緒にどっか行って食べよう」となった。
息子の知り合いの中華料理店へ出かけた。その日は孫たちも登校した。「収穫祭」が行われた。3年生は絵手紙を描いたのだという。
絵手紙が届いたあと、小学校のホームページで行事の中身を確かめた。県いわき農林事務所によると、同小で「田んぼの学校」の収穫祭が行われた。それに合わせて、全校行事として「子ども秋祭り」が行われたようだ。5年生が収穫したもち米をついて、昼食に全校児童で食べた。
学年ごとの行事も行われた。1年生(下の孫がいる)と2年生は「わくわくフェスティバル」。3年生の「絵手紙を作ろう」にはゲストティーチャー9人が講師として招かれた。母親の話では、「落款」は講師が用意した。
今年は、いわき市制施行50周年の節目の年。年度を通して記念イベントが展開されている。「いわきサンシャイン学」もそのひとつ。地域の片隅に生息する人間にもときに声がかかるので忙しい。そうしたなかで届いた絵手紙だ。
構図が面白い。筆字にしろ、芋の色にしろ、大人の絵手紙サークルの人たちがかくのとそう変わらない。いわゆる、「へたうま」。最初は印刷物かと思ったくらいだ。軽トラから流れてくる「イシヤキイモー」のノリで「いも食べてー、温くなろー」と口ずさんでみた。少し字余りのところもあるが、悪くない。焼き芋を食べてあったまったつもりになる。この絵手紙、「見る童謡」でもあった。
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