2012年2月21日火曜日

ロルカのポスター


日曜日(2月19日)、ポレポレいわきでドキュメンタリー映画「子どもたちの夏 チェルノブイリと福島」を見た。

福島の「子どもたちの夏」は、いわきが舞台。一組の若い母娘を追った。母娘とはラトブ2階にある交流スペース「ぶらっと」で知り合った。生身の母娘と接していたこともあって、子どもを放射能から守ろうとする母親たちの苦悩、行政への不信、模索がよくわかった。5歳の「はるちゃん」の無邪気なふるまいには、時折、笑みがこぼれた。

母親に感想を言うとすれば一つ。子どもは群れて遊びながら育つ。同じ年ごろの子どもと一緒に遊ぶ機会を増やす。いや、それはちゃんとやっていて、映画では紹介されなかっただけかもしれないが――老婆心ながら「たかじい」はそんな思いを抱いた。

映画を見終わったあと、「ぶらっと」に寄ると、スペインのグラナダにすむ草野弥生さん(内郷出身)がご主人のフェデリコさんとやって来た。1月下旬に里帰りをした。前にも「ぶらっと」に寄ってくれたが、そのときはすれ違いだった。

フェデリコさんからスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898~1936年)のポスターをもらった=写真。昨年の里帰りの際、草野さんとお会いして、ロルカが滞在した家に住んでいることを知った。そのことをブログに書いた(2011年1月21日付)。

ポスターにはロルカと、同じく詩人でノーベル文学賞を受賞したビセンテ・アレクサンドレ(1898~1984年)が写っている。

どんなことが書かれているのだろう。ネットで適当に意味を探ったら、「友情の肖像:ビセンテ・アレクサンドレとフェデリコ・ガルシア・ロルカ」展とでもいうものが、フェンテバケーロスのフデェリコ・ガルシア・ロルカ生家記念館で開かれる――そんな内容の告知ポスターでもあったか。

映画からチェルノブイリと福島(いわき)の子どもの希望が立ち上がり、ポスターから乾いたアンダルシアの風が吹き渡った休日のひととき――。「ぶらっと」はいつにもましてにぎわっていた。

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