「七五三のおまいりをする」というので、きのう(11月17日)の土曜日、平・飯野八幡宮へ出かけた。晴れ着姿の親子連れが次々に訪れていた=写真。ジイバアもいる。こちらもその一人だ。
曇り、ときどき微雨。順番がきて、拝殿のなかに4組ほどの家族がそろった。まとめておはらいを受けた。このグループの主役は5歳、3歳児の6人。
5歳と3歳では体格が違う。落ち着きが違う。神妙に座っている5歳児、わけがわからずに体を動かす3歳児。大人にも通じない祝詞(のりと)が幼児に通じるはずはない。が、なにか自分たちが中心の行事、という感覚はあるらしい。
なるほど人間はチンパンジーとは違う、と思ったのは、玉串奉奠(たまぐしほうてん)だ。若い神官にうながされて「2礼2拍1礼」をする。次の子、そのまた次の子がたちまち学習し、神官の言葉にあわせてそつなくこなす。3歳児もそれらしいかたちをとる。
多摩動物公園でチンパンジーの飼育係をしていた知人がいる。知人の本や、テレビの番組を通して類人猿の学習能力の高さは承知していた。人間同様、しっぽがないということも。
で、ヒトの子も最初はチンパンジーの子と変わらない、などとみていた。が、3歳を過ぎたあたりからぐんぐん知恵がついてきた。ヒトに近づいてきた。背広を着てネクタイを締めた5歳児は、思った以上に“紳士”だった。
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