2012年11月26日月曜日

やっとハクチョウ定着?


この秋、ハクチョウが早々といわきへ飛来した。が、夏井川にある3カ所の飛来地のうち、最下流の平・塩~中神谷地内には、すぐには姿を見せなかった。現れても朝のうちだけ。日中は姿がない。飛来から1カ月半がたった今、ようやく定着しそうな一群が現れた=写真。全体では60羽ほどか。

きのう(11月25日)は日中、夏井川と新川との合流点から少し下流に、5羽、10羽、20羽といったかたまりで散開していた。おとといもほぼ同数のかたまりがいた。

ハクチョウについては何度もこの欄で書いている。が、今年は特別な気持ちがはたらく。3年も前に姿を消した残留コハクチョウの「左助」が姿を現した。今はまたどこかへ消えたが、ハクチョウの群れのなかに「左助」がいないか、探る楽しみが増えた。

新聞折り込みにさまざまなフリーペーパーが入ってくる。そのなかの一つに、川に引かれる人間の話が出てくるコラムがあった。それを読んだあと、しばし川とハクチョウ、川と人間、川とふるさと(夏井川はわがふるさとの山が水源だ)などに思いが巡った。

コラムには「思い屈したとき、川に吹く風に身を浸してみることをおすすめします」とあった。そんなときこそハクチョウは人間を慰撫してくれるにちがいない。

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